宮古市議会 > 2020-09-24 >
09月24日-04号

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  1. 宮古市議会 2020-09-24
    09月24日-04号


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    最終取得日: 2023-04-13
    令和 2年  9月 定例会議       宮古市議会定例会 令和2年9月定例会議 会議録第4号第4号令和2年9月24日(木曜日)-----------------------------------議事日程第4号 日程第1 一般質問        5番 小島直也君 ・経済活動の回復に向けた地方創生臨時交付金の積極的な活用について………………………………………………………………………… 195       15番 竹花邦彦君 ・北部環状線の開通に伴う交通安全確保対策について……………………………………………………………………………………………… 201                 ・新型コロナウイルス感染症の「暮らし・経済対策」について                 ・106急行バスの路線見直しに伴う課題について       17番 松本尚美君 ・コロナ禍での経済対策について…………… 213                 ・観光船事業の再開について                 ・日本、千島海溝地震による津波、浸水想定の非公開について        3番 西村昭二君 ・市庁舎内での排出書類のリサイクル推進について………………………………………………………………………………………………… 226                 ・公共料金や税金へのキャッシュレス決済の導入について                 ・閉伊川流域の観光資源を活かした地域の創生戦略について       19番 藤原光昭君 ・和井内線の路線バス廃止に伴う地域公共交通の代替え案について……………………………………………………………………………… 235                 ・公共交通の結節点を生かした生活拠点形成について-----------------------------------本日の会議に付した事件 上記日程のとおり出席議員(22名)    1番   白石雅一君       2番   木村 誠君    3番   西村昭二君       4番   畠山 茂君    5番   小島直也君       6番   鳥居 晋君    7番   熊坂伸子君       8番   佐々木清明君    9番   橋本久夫君      10番   伊藤 清君   11番   佐々木重勝君     12番   高橋秀正君   13番   坂本悦夫君      14番   長門孝則君   15番   竹花邦彦君      16番   落合久三君   17番   松本尚美君      18番   加藤俊郎君   19番   藤原光昭君      20番   田中 尚君   21番   工藤小百合君     22番   古舘章秀君欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者   市長        山本正徳君   副市長       佐藤廣昭君   副市長       桐田教男君   教育長       伊藤晃二君   総務部長      中嶋 巧君   企画部長      菊池 廣君   市民生活部長    松舘恵美子君  保健福祉部長    伊藤 貢君   産業振興部長    伊藤重行君   都市整備部長    藤島裕久君   危機管理監     芳賀直樹君   上下水道部長    大久保一吉君   教育部長      菊地俊二君   総務課長      若江清隆君   財政課長      箱石 剛君   契約管財課長    菊池 敦君   税務課長      三田地 環君  企画課長兼公共交通推進課長                               多田 康君   新里総合事務所長  蒲野栄樹君   川井総合事務所長  田代英輝君   環境生活課長    北舘克彦君   健康課長      早野貴子君   産業支援センター所長        観光課長      前田正浩君             岩間 健君   港湾振興課長    小成勝則君   都市計画課長    盛合弘昭君   危機管理課長    佐々木雅明君  経営課長      中嶋 剛君-----------------------------------議会事務局出席者   事務局長      下島野 悟   次長        松橋かおる   主査        前川克寿 △開議      午前10時00分 開議 ○議長(古舘章秀君) おはようございます。 ただいままでの出席は22名でございます。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(古舘章秀君) 日程第1、一般質問を行います。 5番、小島直也君に質問を許します。 小島直也君。     〔5番 小島直也君登壇〕(拍手) ◆5番(小島直也君) おはようございます。公明党の小島直也です。通告に従い質問させていただきます。 新型コロナウイルス感染症の全世界への感染拡大は、地球上に暮らす我々人類に大きな打撃を与える未曽有の出来事となりました。世界の感染者は3,000万人を数え、死者は100万人を超えるところであります。国連のグテレス事務総長は、「国連創立以来75年の歴史の中で経験したことのない、地球規模の健康危機に直面している。今日の世界で最大の安全保障上の脅威だ」との声明を発表しています。 諸外国と比較すると、日本は感染の拡大防止に成功したと言ってもよい現状です。とはいえ、感染拡大防止のために努力を怠ってはならない現実を突きつけられております。昨年末に得体の知れない新型コロナウイルスは出現、本年に入って3密の回避が叫ばれ、行動の自粛を余儀なくされました。緊急事態の宣言が発令されたときには、どんな世の中に変わっていくのだろうと不安を覚えた人々は多かったに違いありません。本市は宮古市新型コロナウイルス感染症暮らし経済対策本部を速やかに立ち上げ、的確な支援策をどこよりも先んじて行ったことは称賛に値することと思います。先行きが見えない暗たんたる気持ちを前向きにできたことに感謝いたします。 政府のコロナ対策も1次、2次と補正予算を可決し、全国に支援が行き渡った感があります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大は収まる気配はまだまだですが、日本では行動規制も少しずつ緩和されて、社会活動、経済活動の回復に傾注するときが来ました。当市では昨日の補正予算案第10号も可決となり、数え切れないほどのコロナ対策に関わる事業の執行に、職員の皆様のご苦労はいかばかりかと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。変化の時代到来とは今のことを言うのでしょう。新しい生活様式を実践することは人間社会の常識となり、それは自分と他人の命を守ることにつながります。 さて、地方自治体としてこの困難をどう乗り越えるべきか、経済活動の低下が社会にひずみとなって出始めている気がしますが、その影響を最小限に食い止める必要があります。この先は市税の収入も先細りすることになるでしょうし、市民の健康も気がかりです。歯止めのかからない人口減少を食い止めるために最重要課題は経済回復だと考えます。これまでの職業観や働く場所、時間に固執せずに柔軟な雇用を生み出す知恵が今こそ必要だと思います。変化の時代にこれまでと同じことを続けていては一銭の得にもならないこともあるでしょう。反対に、どんなに時代が変わってもなくしてはならないものもあるでしょう。コロナ収束後に、今失業されている方や現状に希望を見失った方々に新たな就労の機会が巡ってくるように、支援、指導の手を差し伸べていただきたいと思います。 そこで、私は地域創生臨時交付金を使い切ってこの困難に挑むべきと思い、質問通告いたしました。その後、18日に交付金の限度額とその算定の内訳を示した第2次実施計画を頂きました。内容を見ると、9月7日時点で交付限度額は全額余すところなく計画されていましたので、私の質問、提案はおのずと年度内にあると思われる第3次の配分にかかるのだと思います。通告の時点で私が提案しようと思っていましたインフルエンザの予防接種事業の助成拡充も可決されましたし、図書館に図書の消毒器の設置の提案も考えておりましたが、それらも漏れなく盛り込まれています。私は何の心配もなく一般質問を終わってもいいような場面ですが、せっかくの質問の許しをいただいていますので、もうちょっと続けさせていただきます。 私は、このピンチともいえる困難を地方創生のチャンスと捉えることが大切だと思います。東京一極集中のひずみとかもろさを今こそ地方が伸びるときと捉え、都会からこの宮古に呼び込もうではないですか。三陸海岸の魅力を発信して、サケの遡上のように宮古に来てもらおうと思います。そのために、ポストコロナのときに働きたい人が働けるように雇用環境を維持するために、交付金のメニューにあるような就業時スキルアップ事業などを活用して、新しいチャレンジを応援していくべきと考えます。これまでにない仕事を起業する人や移住してくる若者に活躍の場を与えるまちづくりのために、今後どのような計画を立て、市の経済活動、社会活動を持続可能なものにつくり上げていくのか見解を伺いたいと思います。 次に、内閣府から、新しい生活様式の実現に向けて、地方創生臨時交付金を活用し地域で取り組むことが期待される政策分野として、地域未来構想20が発表されました。その中の一つ、⑬リビングシフトの項に、都市と地域の両方の良さを生かすことが載っています。3密対策不可避な都市部の生活・仕事に、地方で生活・仕事の選択肢をプラスして、関係人口の創出・拡大、若者向け地域生活や就業体験のインターンシップの実施、移住促進を図るため、ハード・ソフト両面での取組を支援する。地方公共団体は、地域での受入れ体制構築、情報発信やインターンシップ人材マッチング等について思い切った支援・投資を行うこととしています。地域未来構想20の様々な政策分野と取組は、SDGsで取り組むべき課題や達成すべきターゲットと深く関わっており、当市の総合計画にもSDGsの理念が盛り込まれていることからも、積極的に取り組んでいく必要があると思います。 全世界を覆ったコロナ禍の中、新聞紙上では持続可能な開発目標SDGsの達成は困難となったなどと情報が飛び交いました。誰一人取り残さない、全ての人に福祉・教育・医療とうたっているのですから、100万人もの死者の数を聞くと、この目標は果てしなく遠いものになった気が否めません。しかし、国連が採択して人類の目標に掲げたSDGsをそう簡単にあきらめることほど愚かなことはないと思います。現にコロナウイルス感染症に対する経済活動の自粛で脱炭素は進んだとの評価もあります。また、新型コロナウイルス感染症の重症患者の命を救おうと、医療の現場では誰一人取り残さないとの思いで人命救助に懸命に尽くした貴い方々もたくさんおられます。このような時世に全面的にSDGsに取り組む姿勢を内外に打ち出した企業もたくさん出てきております。そこには、このままでは地球の将来が確保されないという危機感があるのだと思います。 この7月から日本において買物に使うレジ袋の利用を減らすことも、私たち国民はこぞって実行に移しました。SDGsに向き合うことは理想に向かうことであり、現実の困難に向き合い、行動を起こすことです。多くの国々が決めたことでありますが、実行するのは私たち市民一人一人です。そして、全世界と共生する意識こそが今回のコロナ禍を克服する鍵となると確信いたします。当市の総合計画に盛り込んだSDGsの理念に照らし合わせて、各種の施策や事業に市民の意識の醸成を促して、市民と一緒に取り組むべきと考えます。市長の見解を伺います。 壇上での質問は以上にします。自席より再質問させていただきます。ありがとうございます。(拍手) ○議長(古舘章秀君) 山本市長。     〔市長 山本正徳君登壇〕 ◎市長(山本正徳君) おはようございます。 ただいまの小島議員のご質問にお答えいたします。 初めに、宮古市における新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用の計画についてのご質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の概要につきましては、昨日、落合議員の一般質問でお答えしたとおりであります。市におきましては、この交付金を活用し、新しい生活様式、学生支援、感染防止対策、経済対策の各分野について取組を進めています。実施計画への計上事業につきましては、9月16日の予算特別委員会の際に配付いたしました資料のとおりでございます。この新しい脅威に対しての対応のための必要な対策、コロナ禍の影響を受ける市内経済への必要な支援につきまして、確実に事業を実施してまいります。 次に、市の施策へのSDGsの理念の反映に関するご質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用に当たりましては、7月に国より地域未来構想20が示されたところであります。この地域未来構想20では、社会的な環境整備、新たな暮らしのスタイルの確立、新たな付加価値を生み出す消費・投資の促進の3つのテーマに20の分野が示されてございます。コロナ禍で各政策分野とSDGs17で取り組むべき目標の関係が整理されております。 本市の第2次実施計画におきましては、地域未来構想20の政策及びSDGs17の課題解決に関連した事業を計上し、コロナ収束後を見据えた取組も進めてまいります。市の総合計画では、まちづくりの基本的な考え方をSDGsの理念を基本とし、様々な施策に取り組むことといたしております。各事業に取り組むに当たりましては、SDGsの理念である誰一人として取り残さないを目標に掲げ、コロナ禍の状況に市民一丸となって立ち向かってまいります。各種施策の推進につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主たる財源とし、有効に活用してまいります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古舘章秀君) あらかじめ申し上げます。 宮古市議会基本条例第8条第3項の規定により、質疑応答は一問一答の方式で行うものとします。さらに、同条第4項の規定により、市長等への反問権を認めます。 それでは、再質問があればどうぞ。 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) ご答弁ありがとうございました。 早速、GoToトラベルなどでいらっしゃると思う県内外からの、東京から、関東地方からの観光客に併せて、市内の一時期経済に困った宿泊施設の回復と、これからのGoToトラベルでいらっしゃる観光客への対応の心配など私は持っているんですけれども、コロナ感染症の拡大防止のこととか、宿泊施設の今後の冬場まで向けてのやっていく方、やり方の支援なんかは行き届いているかどうか、そこを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 伊藤産業振興部長。 ◎産業振興部長(伊藤重行君) ただいまの宿泊事業者に対する支援の部分でございますけれども、先日ご提案をして可決いただきました宮古宿泊割の年度末までの継続という部分でのまず支援がございます。また、それぞれの県内・県外から来るお客様を迎えるため、感染症防止のための防止対策、自動水洗の手洗いであったりアクリル板であったり換気設備であったり、そういう部分のハード事業に対する支援についても事業継続の収益確保事業で対応しておりますので、安心して迎えられる準備が整っております。 ○議長(古舘章秀君) 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) ありがとうございます。安心して笑顔で迎えたいと思います。私も市民の一人として、観光客に会ったらば最高の笑顔を振りまいて頑張っていきたいと思います。 次に、タクシーの宅配を昨日の質問の答弁でも順調だというようなお話を聞いたように思います。タクシー業者にテイクアウトの弁当などを届けていただく事業の支援、これも実は国交省のほうでこれを恒久化した、つまり期限を切らないで、将来的にずっとタクシー業界を支援する意味でやっていきたいというちょっとした情報が入ったんですけれども、そのことに関して、宮古市の支援体制、あるいは国交省がそう言ったんであれば国の責任でやるべきだとか、その辺の見解をちょっと伺いたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 多田企画課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) それでは、公共交通の立場からお答えしたいと思います。 ご指摘のありましたタクシーの宅配サービスでございますが、新聞報道にありましたのは、タクシーで貨物を運送できるという特例を延長するというものでございます。貨物の扱いについては基本的に貨物事業者が行うものということで、タクシーの旅客扱いとは別のものというふうに位置づけられておりましたが、特例でこれまで貨物を認めていたという現況がございます。その現況を踏まえて、今後も延長したいというのが先日の報道でございました。 宮古市で実施しておりますタクシーの受け取り代行サービスにつきましては、貨物扱いではなくて、タクシーの救援事業、日常生活をタクシーが支えるんだという事業で行っておりますので、報道がありました貨物扱いの延長とは特にはリンクするものではございませんけれども、現在、タクシーの受け取りサービスにつきましては順調に推移しているところでございますので、まず事業期間であります12月まではしっかり実施してまいりたいと考えておりますし、実態を見ながら今後の延長につきましてまた検討させていただきたいなと思ってございます。 ○議長(古舘章秀君) 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) ありがとうございます。私の勘違いもありました。本当に申し訳ありません。 次の質問ですが、宮古市にある宮古市国際交流協会の方々が、市内に在住している方、あるいは山田町に在住している外国人に日本語教室を本当に根気強くやって国際交流を重ねておりますが、そういった日本滞在中の宮古滞在中の外国人の方々の困り事、例えば…… ○議長(古舘章秀君) 通告に基づいて。趣旨をもう少し。 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) 通告にないようでありますが、実は私はSDGsの問題を取り上げて、SDGsの問題が広範に行き渡っていること、そしてコロナ禍での問題と取り上げて今質問してしまったんですが、議長、駄目なんでしょうか。
    ○議長(古舘章秀君) もう少し具体、宮古市にとっての質問に限ってであればいいと思いますので、質問内容を変更しながら質問していただければと思います。 ◆5番(小島直也君) じゃ、続けさせていただきます。 国際交流協会の活動の中で滞在中の外国人の方の困り事に十分ケアしていると思いますが、そこを何か説明していただければ。私も端から見ていて、どうしているんだろうな、宮古の工場で働いている方々、コロナの問題をどのように克服しているのかなというふうに思っていますので、もし情報がありましたら教えていただければと思います。 ○議長(古舘章秀君) 多田企画課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) ご質問ございました宮古市国際交流協会においても、様々な在住外国人の支援を行ってございます。ご指摘ありましたとおり、日本語教室もその一つでございます。あと、それに関連いたしまして、日常生活を送る上で、例えばごみ出しのルールが分からないとか、そういうものに対しての支援も国際交流協会で行っているところでございます。 一方、国際交流協会によらずとも、通常の市役所の窓口の支援で行っている部分も多ございますので、在住外国人の支援につきましては、庁内一丸となって取り組んでいるところでございます。 ○議長(古舘章秀君) 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) ありがとうございます。 また指摘されるかもしれませんけれども、市庁舎跡地の公園の活用に…… ○議長(古舘章秀君) 小島議員、それは通告外ですので、通告している部分についての質問をしていただきたいと思います。 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) 私は市のコロナに対する事業を評価していまして、よくぞこのように矢継ぎ早に、次から次と市民の応援をしてくださっているものと感じております。 その上で、ポストコロナといいますか、収束後の宮古の経済状況、あるいは社会状況、そういったものに対しての不安とか希望とか、そういったものを今回一般質問でやらせていただく、つまり通告からちょっと離れてしまうという感は否めませんが、大丈夫でしょうか、議長。 ○議長(古舘章秀君) 政策的な質問であればよろしいですが、聞き取りするんであれば、後日担当課でお聞き取りしていただければと、このように思います。その辺を考えて質問していただければと思います。 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) 私は2つ目の質問でSDGsを取り上げて、今までも市で取り組んできた施策にSDGsが大いに絡んで、SDGsの理念の下にやっているということも熟知した上で、SDGsの情報を一つ二つここに挙げて、今後も、コロナウイルスもSDGsの理念で市民一丸となって立ち向かっていくという答弁にあったとおり、市の意思を確認する意味で、SDGsの情報を一つお伝えさせていただきたいと思います。 実は、東京都豊島区のSDGsに対する取組が、今年度のSDGs未来都市自治体SDGsモデル事業に内閣府から選定されました。大都会の真ん中の話ですけれども、池袋駅の周辺の4つの公園を核として、にぎわいや人の流れを他地域に波及させる、都会の豊島区、東京の真ん中ですから、別に公園を核としなくても地域に波及させるというのは理解するんですが、どうして公園を核としてという、大きな公園を4つも整備しての豊島区の事業に私はSDGsの環境を、未来のために持続可能な環境を作っていくということと、あとは自治体として、区という自治体として災害のときの避難場所としての公園の活用、それを見込んだ計画と伺っております。普段の公園の使い方はカフェや商店の設置も許可していて、緑の芝生の手入れなども広くいろんな人材センターの力を借りてやっていく、つまり働く場所の提供もあったりして、持続可能な都市づくりをしていくというのが本年度のSDGsの取組のモデル事業として選定されたと報道を読ませていただきました。 公園事業に、ここで市庁舎の跡の公園に入っていくとまたそれは違うと言われそうですが、公園の利活用もこれからの持続可能なまちづくり、宮古の持続可能なまちづくりのための一助となれば、本当に多額の予算を使っての公園施設ですから、インクルーシブ遊具という案もありまして、出来上がるのを市民はとても楽しみにしておりますが、庁舎跡の公園が避難場所になるということは考えられますか。それとも、海のそばなのでそれは考えられないとか、防災・減災から見ても、その辺はどのような計画をお持ちなのか。 ○議長(古舘章秀君) 通告外と捉えておりますので、質問内容を変更して質問していただきたいと思います。 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) またこれも通告外と言われそうですね。 地方創生臨時交付金でいろんな策を、教育の分野でも使っております。タブレット、パソコン、1人に1台の環境を整えるということをちょっと言っても、議長、いいでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 交付金のどのようなものなのか、きちっとその趣旨をお話して、交付につながる部分で質問、政策的な質問であれば許可いたします。 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) 私の通告が下手なもんで本当に皆様にご迷惑かけますけれども、交付金を使ってのパソコン、タブレットの1人1台のGIGAスクールの問題について、昨日もやり取りがありました、田中議員とのやり取りを聞いていまして、学校教育課長は今日はいらっしゃいませんが、タブレットの使用を学習に使うということでしたが、私、教育民生常任委員会のときに、三、四年前にタブレットを使っての先進地に赴いての視察をしたときに、一人一人が家庭に持ち帰って、家庭でも学習して、学力をぐんぐん上げて、全国ではこれからという1人1台のことを先進地はやっていまして、学力の向上を勝ち取っているような事例を見てきましたが、それは東京の話です。東京と岩手県を比べてどうのこうのということもあるかもしれませんが、宮古市においても、今回のコロナ対策で得た学習機材を十分子供たちに活用して、将来の人材を育てる教育に直結させるのが目的ですけれども、家庭へ持ち帰るというタブレットの使い方は現段階では計画されていますか、どうですか、聞きたいです。 ○議長(古舘章秀君) 伊藤教育長。 ◎教育長(伊藤晃二君) お答えいたします。 昨日の質問にもお答えしたんですけれども、GIGAスクール構想、前倒しをして来年度からタブレットを使用したいと考えていますけれども、既に特別支援教育、いろんな障害を持っている子供さんたちには既にもう配布されておりまして、授業を見る限りはとても生き生きとして、例えば国語の時間で漢字の書き順、これをタブレットで自分たちがやってみる、それから数式の計算もそうですけれども。即座にそれが解答が出てくるんで、子供たちの反応はとてもいいです。障害のある子供さんたちも非常に、割と集中してやっています。ただ、これは長く続きませんので、ですから教科によって工夫が必要だと。 同じように普通学級にも来年から入ってきますけれども、まずいろんな先生方の工夫を期待したいと思いますし、今ご質問のあった家庭への持ち帰り、特に保護家庭、準要保護とか生活保護のご家庭で、例えばタブレットを取り巻く周辺の機器、Wi-Fiも含めて、いろんな端末に関わる機器についても、それも全部準備しながら家庭に持ち帰りを可能としたいと思っておりますので、ある程度、一定のルールを決めてからやらないとうまく機能しないと思いますので、時間かかりますけれども、そういうふうな方向で今検討しています。 ○議長(古舘章秀君) 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) ありがとうございます。将来的には本当に教育の機会均等といいますか、差別のない教育ができれば最高だなと感じております。 あとは、SDGsに関して、この理念を市民に理解を促して醸成させるために、市役所内にイーストピアなどの1区画といいますか1コーナーを使いましてSDGsの紹介ですとか、17の目標の掲示でも、そのようなことを考えて、市民と一緒にこの高い理想に向かって頑張って、あと9年間の目標ですけれども頑張っていきたいと思うのですが、どうしても、さっき壇上で申し上げたレジ袋を減らすというようなものが、全世界の海洋汚染につながるんだという気持ちがあるかないか、そういうのも分からないまま実行しているということが大いにあると思うんです。SDGsはさっき壇上で申し上げたように国連で進めた事業ですけれども、それを実行するのは我々市民一人一人だと思うんです。市民一人一人が理念を理解して、自らの行動でこの地球社会をつくっていくんだというところまで精神的な醸成があればすばらしいことだなと思います。そのリーダーシップを市長にとっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) こういうことはやはり、小島議員がおっしゃるように、市民一人一人がきちっと理解して、そして進めていかなければならないことだというふうに思ってございますので、小島議員の趣旨のように、我々もそれを検討して、なるだけ早くしっかり市民の皆さんにお伝えできるようなことをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(古舘章秀君) 小島直也君。 ◆5番(小島直也君) 用意してきた再質問の事項が本当に規格外れの質問なのでこれで質問は終わらせていただきますが、本当にコロナ禍の大変なときを、市長のメッセージのとおり、ワンチームで皆さんで力を合わせて乗り越えていって、本当に市民の笑顔をぜひともポストコロナのときには勝ち得たいなと思って、私も議員の一人として頑張ってまいります。どうかよろしくお願いします。 以上です。 ○議長(古舘章秀君) これで小島直也君の一般質問を終わります。 次に、15番、竹花邦彦君に質問を許します。 竹花邦彦君。     〔15番 竹花邦彦君登壇〕(拍手) ◆15番(竹花邦彦君) おはようございます。竹花邦彦でございます。 令和2年9月定例会議一般質問を行います。 私の質問は3点であります。第1は北部環状線の開通に伴う交通安全確保対策について、第2は新型コロナウイルス感染症の暮らし・経済対策について、第3は宮古盛岡横断道路の完成と供用開始により予想される106急行バスの路線見直しに伴う課題についてであります。これら3点の課題について市長の見解と対応を伺うものであります。 第1の質問は、昨年11月に全線開通した市道北部環状線に係る交通安全確保対策について、2点伺います。 最初に伺うのは、千徳小学校前丁字路交差点における信号機設置の課題であります。 私は、昨年の12月定例会議一般質問で、北部環状線の全線開通によって近内、西ヶ丘、板屋地区での通行車両が増大し、道路沿線の地区住民が交通事故に巻き込まれることへの不安、心配が高まっているとして、信号機設置をはじめとした交通安全対策を講じるべきと申し上げ、市長の対応を求めてきたところであります。特にも千徳小学校児童、宮古西中生徒の通学コースでもある千徳小学校丁字路交差点への信号機設置は、早急に具体化すべきと指摘させていただいたところでございます。 このことについて、山本市長からは交通事故の発生を懸念しているとの認識を示され、千徳小学校前丁字路の信号機設置については、11月8日に宮古警察署に設置要望書を提出したことを明らかにし、早期設置に向けて引き続き関係機関に働きかけを行っていく旨の答弁をいただいたところでございます。しかし、昨年度中の信号機設置は残念ながら実現せず、本年度も既に半年が経過しておりますが、このことについて具体的な話は聞こえてこない状況にございます。そこで市長にお伺いいたしますが、本年度中の信号機設置の見通しはあるのか、県公安委員会との協議の状況を含め、今後の見通しをお示しいただきたいと思います。 北部環状線に係る交通安全確保対策の2点目は、山口地区から北部環状線へ進入する丁字路箇所の問題であります。この箇所は近内方面から走行してくる北部環状線の車両の見通しが悪く、交通事故の危険箇所になっております。現に車両衝突事故も発生いたしております。北部環状線を利用する山口地区住民をはじめ、宮古病院への通院利用者、あるいは山口病院、介護施設の入院・入所家族などの関係者、買物利用ドライバーなどから、当該丁字路交差点へのカーブミラーあるいは信号機設置等の交通安全対策を求める声が強く上げられております。こうした声を受け止め、市の対策・対応が必要になっていると思います。山本市長の見解と対応についてのお考えをお伺いいたします。 一般質問の第2、新型コロナウイルス感染症の暮らし・経済対策について伺います。 この課題で伺う1点目は、地域経済・産業対策についてであります。 市はこれまで独自の支援策として事業継続給付金、家賃補助、観光関連事業者等への緊急支援事業などを実施し、国の支援対策の隙間を埋めるための早期かつ短期的な支援策を打ち出すことによって市内事業者の事業継続を支え、地域経済と雇用を維持する取組を行ってきております。事業者の実情等を配慮し、スピードある対応と支援策に対し私も評価させていただきたいと思います。しかし、コロナ感染症の収束は見通せず、市民・国民の外出自粛や暮らし・経済への先行き不安などから個人消費は低迷し、依然として厳しい産業・経済の状況に置かれております。もちろんこれは、当市に限らず、全国の各地域、県内市町村の大きな課題でもございます。 こうした中、当宮古市では、8月27日の市議会臨時会議で、10月から市内観光宿泊施設等利用促進事業、いわゆる宮古宿泊割第2弾を実施するといたしたところであります。また、先週18日の本会議でプレミアム商品券の第2弾の実施、特産品等の販売促進の地域経済対策に係る補正予算が追加提案され、昨日の本会議冒頭でこれを可決したところでもございます。 私の質問は、観光宿泊施設以外の他の業種等における第2弾の支援策や新たな支援策の必要性などについて、市長の現状認識と今後の対応・取組への見解を伺うものでございます。9月議会補正予算でその方向性が示されていると認識できる点はありますけれども、地域経済の今後の推移・状況によってはさらに一歩踏み込んだ対応・対策の検討も必要と考えるものでございます。その点も含め、改めて市長の地域経済の現状認識と今後の対応・取組についての見解をお伺いいたします。 この課題の2点目は、市が運営する地域外来検査センターの受入れ態勢の拡充について伺うものでございます。 国内のコロナ感染症の新規患者数がなかなか下げ止まらない状況が続いております。幸いに県内ではこのところ新たな患者は発生しておらず、この状態が維持されることを期待したいというふうに思います。 こうした中で、コロナ感染症と症状の区別がつきにくいインフルエンザの流行時期である秋冬を迎えようとしております。コロナ感染が疑われる人の増加が予想され、その対応が大きな課題となっております。ついては、当市の地域外来検査センターにおいても、この課題対応を見据えた検査受入れの拡大や開設日数の増など、PCR検査体制の拡充整備を県や医師会等の関係機関と協議し、急ぐ必要があると考えます。そこで、地域外来検査センターの運営主体である市の対応方針をお伺いさせていただきます。また、体制の拡充整備を図る上で課題点があるとすればそれは何か、併せてお示しいただきたいと思います。 一般質問の第3、106急行バスの路線見直しに伴う課題について伺います。 本年度中に宮古盛岡横断道路が完成する予定であり、新しい道路の供用開始によって宮古・盛岡間の大幅時間短縮が図られることが期待されております。その一方で、岩手県北自動車が運行している106急行バス路線について、バス停車をしない区間が生まれ、特にも茂市・区界区間のバス利用者に大きな影響が出るのではないかと懸念されております。ついては、2つの点についてお伺いしたいと思います。 1つ目は、宮古盛岡横断道路の供用開始をにらみ、106急行バスの運行路線見直しに係る市と岩手県北自動車との協議の現状と経過はどうなっているのか、まず最初にお伺いさせていただきます。また、協議の現状から市が課題と認識する点があれば、その内容を併せてお示しいただきたいと思います。 2つ目は、106急行バスが停車しなくなる区間が生じたり、あるいはダイヤが間引きされる、そうした状況になれば、通院・通学等のバス利用者にとって利便性が後退することにもつながりかねません。具体的にはバス停の配置がどうなるのか、あるいはバスダイヤの行方がどうなるのか、こうしたことが大きな課題になるものと思います。私は、106急行バス路線がどのように見直しされることになるのか、遅くとも年内にはその方向性とそれに伴う課題点を整理し、年明けには地域住民との協議・説明に入り、利用者等の懸念される点の解消・改善を図っていく、こうした丁寧な対応が県北自動車と市には求められているというふうに思います。この点について市長の基本認識をまずお伺いするものでございます。また、地域住民との協議の場を設定する考えがあるのか、その点についても併せてお伺いさせていただきたいと思います。 以上で私の壇上からの一般質問を終わります。なお、再質問は自席から行わせていただきます。(拍手) ○議長(古舘章秀君) 山本市長。     〔市長 山本正徳君登壇〕 ◎市長(山本正徳君) ただいまの竹花議員のご質問にお答えいたします。 初めに、北部環状線の開通に伴う交通安全確保対策についてのご質問にお答えいたします。 千徳小学校前丁字路の信号機設置につきましては、市は昨年11月8日に宮古警察署長宛に要望書を提出し、信号機の設置を強く要望いたしております。また、交通量の増加や地域の交通安全意識も高まっており、本年2月7日に早急に対応いただくよう再度宮古警察署長に対し要望いたしました。信号機の設置につきましては、宮古警察署の交通規制対策協議会で設置の検討がなされ、県公安委員会へ上申の上、可否が決定されることとなります。本件につきましては、8月7日に宮古警察署が県公安委員会に上申しており、現在は信号機設置の可否について宮古警察署からの回答を待っている状況でございます。 山口から市道北部環状線に進入する丁字路につきましては、議員ご指摘のとおり、近内方面からの車両の見通しが悪く、出会い頭の交通事故も発生しております。交通安全対策が必要であります。市では現在、近内方面からの車両に対しましては、丁字路手前で減速を促すための標示板を設置いたしております。それに加えて、9月中に丁字路交差点へのカーブミラーの設置及び路面への減速標示を行う予定といたしております。今後も交通安全の確保に向け取組を推進してまいります。 次に、新型コロナウイルス感染症の暮らし・経済対策についてのご質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の経済対策に関する市の基本方針、これまでの取組と事業検証及び今後の見通しと方針につきましては、昨日、落合議員からのご質問に答弁したとおりでございます。現在行っている地域内経済循環促進事業プレミアム商品券のほか、第2弾の支援策として、9月から団体旅行や教育旅行の利用促進事業、10月から宮古宿泊割を実施し、裾野の広い観光産業への波及効果を期待しておるところであります。感染症対策と並行した支援策といたしましては、地域内経済循環の強化、内外への情報発信の強化、非対面・非接触による販売体制の構築が課題であると認識いたしております。コロナ禍によりこれまで以上に地域内に目線が向けられている今、経済対策と併せ、本市や事業者の魅力を発信する取組を実施してまいります。 次に、地域外来検査センターの受入れ態勢の拡充についてのご質問にお答えいたします。 インフルエンザの流行期に入ると、発熱等の症状を訴える方が増加し、新型コロナウイルス感染症との鑑別のためPCR検査の需要が増加することが見込まれます。地域外来検査センター設置運営検討委員会におきまして協議し、当面、1日の最大検査数を6人から9人へ引き上げ、対応することといたしました。今後は、診療時間を延長して対応することも併せて検討しておるところであります。 検査体制の拡充整備を図る上での課題といたしましては、感染症の流行期を迎えた際、医師をはじめとしたスタッフの確保が困難であることが考えられます。そのためにも、地域外来検査センター設置運営検討委員会と協議しながら、同センターの運営に支障の出ないよう努めてまいります。 次に、106急行バスの路線見直しに伴う課題についてのご質問にお答えいたします。 初めに、岩手県北自動車株式会社との協議の現状についてお答えいたします。 106急行バスは年間約12万人の利用があり、市民生活及び観光等での来訪者の移動に欠かせない重要な路線となっております。岩手県北自動車株式会社とは、宮古盛岡横断道路の全線開通を見据えた運行形態、利用促進策、新型コロナウイルス感染症対策等に関し随時協議を行っております。このうちお尋ねの宮古盛岡横断道路の完成後の運行形態や便数につきましては、現時点では具体的な見直し案は提示されてございません。運行形態の見直しは市民の生活に大きな影響を与えるものであり、利便性の確保と向上が両立すべき課題であると認識いたしております。可能な限り早期に運行案の提示をいただき精査することといたしております。 次に、停車しなくなる区間へのご懸念についてお答えいたします。 議員ご指摘の路線見直しにより停車しなくなる区間が生じた場合は、利用可能な便数、停車する停留所の位置など、利用者への大きな影響を与えることとなります。宮古盛岡横断道路の全線開通は令和2年度末の予定となっております。岩手県北自動車株式会社には、年内といわず、早急な運行形態見直しの具体案の提示を強く求めてまいります。運行形態見直しの案が届き次第、議会の皆様に説明・協議の場を設けさせていただきたいというふうに思っております。あわせて、市民の皆様にも説明する機会を持ちたいというふうに思ってございます。 なお、横断道全線に伴う106急行バスの見直しは、通常のダイヤ改正とは異なり、市民の生活に大きな影響を与えるものと認識いたしております。そのため、本市といたしましても、速達性と利便性の確保の両立が図られるよう、事業者と一体となってこの問題に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(古舘章秀君) それでは、再質問があればどうぞ。 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) 市長から答弁をいただきました。改めて自席から再質問させていただきたいと思います。通告順に従って再質問させていただきます。 最初に、北部環状線に係る交通安全対策についてであります。 千徳小学校前丁字路交差点の信号機設置については、宮古警察署からの今、回答を待っている状況だという答弁でございました。この間の市長はじめ市の関係課の様々な取組については改めて感謝申し上げさせていただきたいというふうに思います。ただ、今、具体的にどうなっていくのかというのが全く我々地域のほうには入ってきていないということから今日の質問になったわけでありますが、そこで、市長、あるいは担当課の感触とすれば、今、回答を待っている状況なんだけれども、見通しについてはどういう感触をお持ちなのか。分からないというんであれば分からない、あるいは多分大丈夫ではないかというふうに思っているんであれば、そういったことも含めて。先に見通しについては現時点でこの間の当然、警察署、あるいは公安委員会等との様々な経過もあるというふうに思いますが、この点、感触についてはどう今お持ちになっているかということがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 私も、なかなか警察というところはぱっと行かない、それから感触もなかなか把握できないというのが今現状であります。この状況が、8月7日になってからもう1か月以上たつわけであります。ですので、まずは、今考えているのは、直接、岩手県警の本部にお願いしにいきたいと。これは前例がございますので、信号機設置に関しまして、震災後に信号機の設置をお願いした経緯がございます。ですので、もう一度きちっと本部のほうに直接お願いにいきたいというふうに今思っているところであります。 それからもう一つは、その間に何もしないのかということになると、やはりしっかり我々も、我々ができること、信号機がないならないなりに交通安全をしっかりする行為はきちっとしていきたいというふうに今思っているところであります。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) そうすると、今の段階では警察署のほうからいつ頃回答があるとか、このことについても分からないと、こういうふうに受け止めてよろしいでしょうか。このことはどうでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) そのとおりであります。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) 現状は理解いたしました。できるだけ、私の思いとすれば本年度中に何とか設置ができればいいかなと、このようにも思っておりますので、引き続き、今市長のほうから県警本部のほうにも直接出向いて要望したいという決意を示されましたので、このことについてはそうした取組を引き続き強めていただく中で、一日も早く信号機が設置されることを期待しておきたいというふうに思います。 そこで、仮に信号機等が設置される、こういった状況になった場合、まだ分からないわけですが、ぜひここは担当課のほうでも頭の中に入れていただきたいというふうに思っているんですが、去年の12月の際にも再質問のやり取りの中でお話しましたけれども、千徳小学校の学校の先生方と昨年少しお話しさせていただいた際には、あそこの仮に丁字路に信号機ができた場合、子供たちが渡る際に押しボタン式の言わば信号機があれば、子供たちの交通安全の訓練等々も兼ねて、非常にそういったもの、通常は当然、言わば押しボタン式の機能も併せ持ったという意味です、そういうものがあれば非常に子供たちにとっても、そういった押しボタン式の操作も含めて、あるいは交通安全のそういった指導の面も含めて、そういったものになれば非常にいいなという話をさせていただいた経過があります。前校長先生ともそういったお話を、校長先生はお代わりになりましたので、ぜひそういった点もどうなのかということについて、学校の先生方、学校の方々とも一応前段にそういった点も少し協議していただく中で、できれば具体化した場合にそういったものがどうなんだろうかということも含めて、私はそういった場面を機会等を作りながら、そういった方向に臨んでほしいというふうに思っているんですが、この点について、教育長なのか市長なのかちょっとあれですが、私はそういうふうに思っておりますので、改めて学校の現場の先生方ともそういったことについて、それは当然もちろんお金の問題もありますし、できるかどうかという問題はあると思うのですが、ぜひそういった意向も含めてお聞き取りいただきながら対応していただきたいなというふうに思っているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 伊藤教育長。 ◎教育長(伊藤晃二君) お答えいたします。 例年、交通安全教室はじめ、いろんな子供たちの健康・安全に関する指導の一環として、交通安全についてもお話の場を設けております。今、議員ご指摘のとおり、大変危険な地域だということは認識しておりますので、かつてもあそこで事故がありました。それで今、小・中学生700名通っております。その中で、実は千徳地区は子供の数は大きく減りません。やっぱり今のままの数で行くのであれば、議員ご指摘の信号の設置、そしてそれに伴っての先生方、先生方も毎年3分の1ずつ代わっていますので、その地域になじむ、あるいは交通安全の啓発の仕方とか、やはり先生方自身も、小・中一緒になって、先生方の第1弾は、研修の機会として、設置するであろうという前提で信号機の設置後の交通安全の指導の在り方は検討しますし、併せて保護者の方々、PTA含めて保護者の方も、大分あの辺は非常に関心の高い地域なので、それも含めて、それから自治会の方々含めて、やっぱり全体的にテーブルについていただいて、総合的な立場からやっぱり子供の安全についての話合いは必要かと思いますし、併せて高校生も結構通っていますので、県立高校の方々、あるいはお勤めする方も結構自転車で通勤している方もいらっしゃいますので、総合的なところで、立場立場で役割分担を果たしながら、そういうふうなテーブルにつくような機会を設けていきたいと思っております。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) ひとつよろしくお願い申し上げます。 市長がおっしゃった信号機設置をされるまでの間、ここは当然、私が住んでいる板屋地域を含めて、自治会等含めて、しっかりとやっぱり交通安全について呼びかけをすると、こういった対応は必要だろうというふうに思いますので、そのことも含めてしっかりと地域では対応していきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。 山口地区の丁字路交差点についてに移りたいというふうに思います。 ご答弁をいただきました。今月中にカーブミラーの設置をする、あるいは路面への減速標示を行うという答弁がありました。速やかな対応に改めて敬意を表したいというふうに思います。 そこで、当面はカーブミラーということですが、ここへの信号機設置、ここについてはどういう考えをお持ちでしょうか。また警察署とか様々対応が出てくる、市とすればあそこへの信号機設置については、将来、信号機設置についても必要だというふうな認識をお持ちなのかどうか、そういった点はどうなのか改めてちょっとお伺いさせていただきます。 ○議長(古舘章秀君) 藤島都市整備部長。 ◎都市整備部長(藤島裕久君) お答え申し上げます。 市長も先ほど答弁いたしましたように、まずは減速標示、あるいはカーブミラー、路面標示など進めておるところでございます。これにつきましても、内々について、警察とも協議の上で取り組んでいるものでございます。その協議の中で、こういった対策をした上で、さらに状況を見ながら、必要性があると認められれば信号機設置についても継続して協議してまいりたいという、そういうお話はさせていただいているところでございますが、まずは今回の対策を行って、その状況を見たいというふうに考えているところでございます。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) 部長、ちょっと改めて確認します。そうすると今、市のほうでは、信号機設置については警察署のほうに、設置をしたいと、こういう要望、働きかけをしているのだと、こういうふうに受け止めをいたしましたが、そういう受け止めでよろしいわけですか。 ○議長(古舘章秀君) 藤島都市整備部長。 ◎都市整備部長(藤島裕久君) 状況を見てということの条件はつきますけれども、いずれ、当該交差点の危険性については警察も十分認識しておりますので、今回の我々が行う対策の後の交通状況も見ながら考えていきたいという、そういう話合いをしているという状況でございます。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) そうすると、カーブミラー等のそういった対応を当分見極めていくと。状況を見極めて必要性等があれば信号機設置を要望していくと、こういうふうに受け止めさせていただきました。 いずれにしても、危険箇所と市のほうも認められて、速やかな対応をしていただくことになりましたので、このことについては評価させていただきたい。引き続き、カーブミラーは当然向きの問題様々あると思いますので、できれば私はやっぱり信号機設置等があれば一番いいのではないかというふうに思いますので、ここは引き続き山口地区の皆さん、あるいは多くの方々が利用しておりますので、様々な声も聞こえてきますので、ぜひそういった声も受け止めをしていただきながら次の段階へ移っていただきたい、このことは要望して終わりたいというふうに思います。 次の課題に入ります。 コロナ感染症の暮らし・経済対策でございます。 市長のほうからは、昨日の落合議員への答弁等々も含めて答弁があったところでございます。少しこの中で私も議論させていただきたいなというふうに思っておりますが、2つあります。 市長も今日答弁で触れられておりますけれども、地域内経済循環の強化の一つ、そのほか内外への情報発信の問題とか、非対面・非接触による販売体制の構築、これらと併せて地域内経済循環の強化が一つの課題になっている、こういう認識を答弁で示されました。 私も、今の地域経済の状況を見ると、いかに多くの市民がこの地域でどう消費をしていくか、お金を落としていくか、ここが当分の間、大きなポイントになるんだろうなと。もちろん市外、県外からお客さん、観光客等を誘致してくる、こういう問題もあろうというふうに思いますが、まずは市民の方々が地域経済、地場の状況等をしっかりと理解を深めながら、自分たちも、国からの10万円の定額給付金の活用も含めて、いかにそうした地域内消費に貢献していくかということが一つの大きなポイントになるだろうなというふうに思っております。 そういう意味では、私は、一つはプレミアム商品券第1弾、これがどうなっていくんだろうなというところを一つこの間、注目してまいりました。つまり、5万枚セットが全部売り切れるということは、3億円の消費につながるわけです。8月から11月の間、5万枚、6,000円で売るわけですから、3億円のお金が地域で使われていく。このことが非常に大きなやっぱりポイントだなというふうに思って見てまいりました。先般、伊藤部長のほうからは9月15日で完売したという報告を受けましたので、まずこのことはよかったなというふうに思っております。 ただ、これは8月末現在での実績でありますけれども、8月末現在、8,600万の言わば商品券が使われている、金額に換算すると8,600万だということですから、当時はまだ8月末現在で私がお伺いしたのは約7割ぐらいの売上げ実績だというふうに聞いておりましたので、8月末の7割の売上げ、それに対して8,600万ですから、そこの実績に対してまあまあかなというふうに思いますが、いずれにしても、この3億円、第1弾の3億円の地域内消費、これをいかに私はある意味スピード感も含めてやっていくのかなというのが一つ、まず当面の大きな課題ではないかというふうに思っております。第2弾も行うということがなりましたけれども、いずれにしても、このプレミアム商品券を一つのポイントにしながら、地域内循環、地域内消費をどう広げていくかということが、ある意味、当宮古市にとっても大きな課題になるだろうというふうに思います。 そこで改めて市長にお伺いさせていただきますが、今、8月末現在、約8,600万円のプレミアム商品券の利用になっている。これを3億円に換算すると約3割であります。まだ11月末ですから時期はあるわけでありますけれども、これを私は少しでもやっぱり早く消費させて、地域にお金を落としていくということが必要ではないか。ただ、これは市民の方々に使ってもらわなければならないわけですから、市が強制的にどうのこうのという問題ではないというふうに思いますが、ある意味ではそういう、このプレミアム商品券を使って地域経済を循環させながら宮古の経済を支えていこうという市民への喚起を行う中で、ここの消費を少し早めさせていく。そして次に第2弾に向かっていくということが必要ではないかなというふうに思いますが、そういう意味で、市民へのここのプレミアム商品券、ぜひ早く使ってもらいながら地域消費に結びつけていきましょうというような、そういった対応が私は、方法論はいろいろあると思いますが、必要ではないかなというふうに思いますが、この点について市長のご見解をお伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) そのとおりだというふうに思います。その意味もありまして、第2弾をもう用意していますよというのも一つの、第1弾のやつを早く消費して、そして第2弾もというふうな形のものも期待しながら第2弾もやると。一応、プレミアム商品券は、まずこの宮古の中で消費してもらうというのが担保されたということでは、それが100%行ったということは、これは評価してもいいのだろうというふうに思います。竹花議員がおっしゃるように、それをできるだけもうちょっとスピードアップして使っていただくということを、これから我々も取り組んでいきたいというふうに思いますし、それから第2弾があるということも、そこを加速する意味も出てくるのではないかなというのも狙いでございます。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) ぜひ今市長がおっしゃったように、第2弾も用意していますよという点も含めながら、できるだけ市民が利用を加速につながっていくような点も含めて、意識喚起等々含めて、そういったことも頭の中に入れながらぜひ進めていくべきだろうというふうに思いますので、その点もぜひよろしくお願い申し上げたい。 そこで、第2弾のプレミアム商品券が11月からまた始まる。私は、まだ今の実施している第1段階のプレミアム商品券、様々予算委員会の中では検証等の問題も指摘されましたけれども、なかなかやっぱり、今やっている中でどうなんだろうなという、まだ検証を問う時期なのかどうなのかという、私自身もそこはよくはっきり、まだ途中なので、そこはしっかりとした総括なりができていないだろうと。ただ、第2弾をやるということですから、やりながらやっぱり引き続き第1弾の検証等は同時並行的に進めていくべきだろうと。 同僚議員も指摘しておりますけれども、つまり、今回の場合は地場の中小事業者を対象にした商品券にしているわけです。これはあえてやっぱり地場の中小をしっかり支えていこう、あるいは地域内の経済循環を回していこうということを目的に、地場だけの事業主を対象にした、商店等々を対象にしたプレミアム商品券にしているわけですから、そういった意味では、どこがどういう産業でどういうサービスが言わば使われているのか、こういったところはやっぱり同時並行的にしっかりと分析していく必要がある。同時に、やっぱり落ち込んでいると言われる業種等々へのこの商品券がどういう流れになっているか、やっぱりここをやりながら、しっかりと利用状況等の検証等もしながら、そこはやっぱりしっかり分析していく必要があると思うんです。その上で、願わくば、第2弾の中で、言わばその流れをさらに、なかなか低迷している産業、あるいはサービス業、飲食店等も含めて、こういったところに商品券が含めて利用されていくためにはどういう方法、対策が考えられるのかという点も含めて、やっぱり一定程度、市内の中小事業者がそういった点も含めてしっかりと事業経営をしていけるように支えていくようなところにつながっていければ、この3億円、3億円、6億円の言わば地域内消費も生きていくというふうになるというふうに思うんです。 ぜひ、私はそういった意味ではやりながら第1弾の中でもそういった検証等、あるいはどういった使われ方がされているのか、あるいは消費が回っていない産業分野、あるいはサービス分野、こういったところに次なる対応をどう考えている、こういうことをぜひ期間中に検討してほしい。速やかにここについてはやれるものについては対応していく、こういうふうにすべきだというふうに思いますが、この点について市長はどうお考えか。 ○議長(古舘章秀君) 伊藤産業振興部長。 ◎産業振興部長(伊藤重行君) プレミアム商品券第1弾の検証というのは非常に大事なところだというふうに我々も認識しております。今回、大型店を外したとともに、飲食店の登録数を増やすという目的がございました。100店舗以上の登録は得ましたが、まだまだ少ないというふうに我々も感じております。また、8月末時点での飲食店での換金の金額が420万強ということで、今後そこをまた9月10月の分析はしていきますけれども、やはり我々が狙ったところにお金が落ちていないというのが見えてくれば、やはりその部分については、第2弾のところで、プレミアム率を変えるだとか、何らかの方策が必要になってくるかなというふうに現在考えております。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) 私がした質問の前提は、この間の補正予算の中で、第2弾の対応が第1弾と同じ対応、内容等含めて、参加店等々含めて、ここを第1弾と同じものを引き続きやっていくという考えを示されましたから、そういう前提での質問です。だから私は、今、伊藤部長がお答えしたように、分析等をしていく中で、新たなやっぱりそういったものが第2弾で対応が必要になってくるんであれば、そこを付け加えていくということも本当はやっぱり私も必要なんだろうというふうに思うんです。今、伊藤部長そういうふうにお答え、市長としては、そういうことも含めて、そういう同じ考えでいいというふうに捉えてよろしいでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 伊藤部長がお答えしたとおり、やはり刻々と状況が変わっていますので、最初に決めたのに捉われてやっていると実態と合わなくなる可能性がありますので、その辺はきちっと実態を捉えて、そして実行するように、議会のほうにも説明しながらさせていただきたいというふうには思っております。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) ぜひ、昨日の落合議員とのやり取りの中でも、市長のほうから切れ目ない支援を続けていくというお話がありました。本当に必要だろうというふうに思います。あとは財源がしっかり確保できるかという問題があるわけでありますけれども、今申し上げたように、プレミアム商品券一つとっても、やりながらやっぱりしっかりと検証・分析をする中で、やっぱりこういう対応が必要になっていくということが明らかになった場合はそれを付加しながらぜひ、前と同じものというふうに限らず、そういった対応をお願いしたいというふうに思います。 特産品等の送料負担等の問題、これも新たに出されました。大変いいことです。ただ、特産品とは何かと、水産加工品だと、こういう話になっているわけです。じゃ、それ以外、水産加工品以外の特産品をどう広めていくのだ、こういう課題も、問題は何が特産加工品かという問題もあるというふうに思いますが、いずれにしても、水産加工というふうに捉われることなく、ぜひそういった他の分野の宮古市が広めていく部分があるとすればそういったものも随時対象に付け加えていくとか、やっぱりそういう対応をしていくことが必要だろうというふうに思います。 いずれ、私の認識は、本年度内が一つのやっぱり大きなポイントだろうと。来年度コロナウイルスの状況がどうなっていくか分かりませんが、取りあえずまず本年度内しっかり地域経済を支えて、そうしないと税収等もどんどんどんどん落ち込んでいって、来年度の市の財政も大変な状況を迎えるということになりますから、そういった点もにらんでいくと、やっぱりしっかりと本年度地域内経済を支えていく、そういう取組をぜひ引き続き強化されるようお願いし、私たちもまた努力していきたいということを申し添えて、この課題については終わりたいというふうに思います。 次の地域外来検査センターの拡充について質問させていただきます。 市長からの答弁は、当面、1日最大検査数6人から9人に引き上げていく、そして診療時間の延長も検討していく、こういう答弁でございました。現在の体制は月、水、金の週3日、6人を上限というものを9人にということでありますから、1日の受入れ態勢3人、パーセントでいうと50%、6人から9人になるということです。そういうことですので、これはこれとしていいというか、お願いしたいというふうに思います。 診療時間の延長の対応となっておりますが、現在、午後1時頃から大体3時、2時間程度ということですが、これは午後の時間の延長をしていくということなのか、あるいは午前中からの診療受入れということなのか、その方向性はどういうお考えなんでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 早野健康課長。 ◎健康課長(早野貴子君) 現在、2時間の診療時間で行っておりますけれども、今後の検査者の希望者数を見ながら、多い場合には午前からという場合も考えられますけれども、徐々にそこは状況に応じて増やしていきたいと考えております。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) そうすると、固定ではなくて、状況を見ながら、場合によっては午前中からもあり得るし、午後の2時間の分を最後まで、そういう柔軟な体制を取っていくということだというふうに、その点については了解いたしました。 そこで、市長からお伺いしたいわけですが、6月議会でのコロナ感染に対する質疑の中で、この課題についてもやり取りさせていただいた。その際、市長は、今の月、水、金の診療3日、この拡充は可能ではないかというお話をされました。その理由として、宮古市には3つの診療所、内科診療所がある、そのドクターからの応援が可能だという意味だというふうに私は受け取らせていただきました。その意味では、今日お示しになったのは1日の最大6人から9人、それから場合によっては診療時間、2時間の分を拡大する、こういうお話が示されたわけですが、診療日数の現在週3日の日数の増という点については、当然状況次第だという問題はあると思いますが、そういう場合もあり得るのだと、こういうお考えなのかどうか市長にお伺いさせていただきます。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) やはりそれも状況によるとしか今の時点では言えないというふうに思います。いずれにせよ、感染の可能性がある人たちがたくさん出てくればそれなりにやはり対応していかなければならないので、その場合には月、水、金に、きちっとこの日でなければ駄目だというので対応できればそれでいいんですが、できないようであれば、やはり日数を増やすとか、それから応援を頼むとか、いろんなことが考えられてくるものだというふうに思います。これは全く状況を読めないので、そのような傾向があったときに随時検討してやれるような方法を考えていきたいというふうに思います。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◎市長(山本正徳君) いつもの市長の答弁とも絡むわけですが、課題とすれば、感染症の流行期を迎える際のドクター、それから看護師等のスタッフの確保が大きな困難となるということが大きな課題になっている。当然そうだろうというふうに思います。これは当然その対応は何があるんだろうか、県内の中でお互いに応援を出し合うとか、沖縄へ国が全国からドクターや看護師等の派遣をしたという例もあるわけですから、県内的にやっぱりそういった対応も含めて、仮に感染が拡大したときには、そういう状況をつくり出しながら各地域を支えていくということも一つの方法論としてはあるんだろうというふうに思います。 そこで、市とすれば、その点も含めて、仮にこういった流行期を迎えた場合のドクターやスタッフの確保ということについては、どういった対応が考えられているのか、こういった場合にはどういうふうにやっていこうと、当然これはある程度想定した中で態勢を取っていく必要があるというふうに思いますので、仮にそういった場合についてはどういう確保の対応という点が考えられているか、その点もしお考えがあれば最後にお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 早野健康課長。 ◎健康課長(早野貴子君) この地域は医療従事者がとても少ない地域でございます。そういう中で、地域の中で応援という体制はなかなか難しいものと思っております。今年度から川井診療所、病床を休止してございますけれども、これまでに応援いただいている先生もございます。ただ、感染地域から先生をお願いするというわけにはいきませんので、県内の中でこれまでお手伝いいただいていた先生をお願いしてみるとか、そういうことは考えてございますけれども、まだちょっと具体的などなたにということではございませんけれども、そのように考えてございます。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) いずれにしても、感染が流行しなければ一番いいんですけれども、いずれにしても、今の課題はやっぱりそういったことになった場合にどう対応するのかというところの準備、構えをしっかりしておくというのが今の時期だというふうに思いますので、ぜひいろんな想定される事態、スタッフの確保が困難になった場合の対応等も含めて、ぜひ想定されるシナリオ等に基づいて様々なそこの対応についての考え方、あるいは具体化に向けてぜひよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。 あわせて、今般、インフルエンザの予防接種、4,000円の助成拡大もされました。非常にある意味、そこのバッティングをする時期ですから、できるだけやっぱりインフルエンザの感染を広げないという点もいい取組だなというふうに思いますので、そういうものを含めてぜひ引き続き感染防止に向けての取組をお願いしたいというふうに思います。 最後に、106急行の課題に移りたいというふうに思います。 一つは、今日の市長答弁では、私の質問の意図は、年内にやっぱり路線見直しの課題についてはっきり方向性を示して、年明けには地域にも入れるような体制をつくるべきだということが私の問題認識であります。私が想定している106急行の見直しは、一つは多分、時間短縮に向けて、宮古・盛岡間の直行便、言わばそういったものが増えてくるだろうと。中には茂市、川井とかあるかもしれませんが。いずれにしても、かなりバス停を省略する形で盛岡へのスピードアップを図るという方向がまず考えられる。これは我々、旧宮古住民にとっては早く着くということですからこれは大歓迎なわけですが、ただ、このことに伴って、新里、区界に住む方々はそのバスについては利用ができないということになりますから、そういうことの問題が様々出てくる。当然、あと路線が変わって、道路が、変わっていきますから、それを使っていくとすれば、今までバス停があったところがバスが停まらないという問題が起きていくという、そういう問題。だとすれば、様々、やっぱり106急行をある意味生活路線として使っている方々の利便性なり様々な状況が大きくなっていくとすれば、やっぱり年内に早くそういった方向性を県北バスと市の間で協議して、しっかりと来年の供用開始前に様々な課題がクリアされて路線運行がされていくという方向が目指されるべきだと。私としてはそういうこと。市長の答弁からは、年内と言わず、早急な運行体制見直しの具体案の提示を県北に求めたいというふうに答弁がありましたから、そこはしっかりとぜひ、県北バスとの協議をしながら、早くどういう運行にしていくのかということはやっていただきたいというふうに思っております。 分かりやすい話は、一番この見直しにとって分かりやすいのは、区界が一番分かりやすいなと思って区界の例をとりますが、いずれ新区界トンネルができます。当然、県北バスも新しいトンネルを通るわけですから、当然そうなると去石、区界住宅前、区界、ここはもう通らなくなるわけです。ちょっと去石は微妙だなというふうに思っていますけれども。いずれにしても、今までバス停があったビーフビレッジ区界、その手前の市営住宅がある区界住宅前は止まらない。もうその前からトンネルに入ってまいりますから。ですから、この地域は分かりやすく言うともうバスが通らなくなる、こう見る必要があるわけです。そうすると、ここで乗る方が何人いるかという問題がありますが、仮にここの住民の方々が106急行を利用するとすると、去石の方面までずっとバス停を使わなければならない。かなりの距離もあるわけです。こういった問題も出てくるだろうなと。あるいはバス停の状況によっては停留所の位置を変更するという問題もある。あとは、仮にさっき宮古・盛岡間の直通便となれば、そのダイヤを使えない区間の方々が出てくる。様々そういった問題が、いろんな場合が想定されてくるだろうなというふうに思います。そこで、私は早く、県北バスはどういうふうに考えているかというふうなことも含めて、しっかりと対応策を取るべきと。基本的には、市長も地域住民の方々への説明会もしていきますと、こういう決意は示されましたから、概ね答弁は了解したいというふうに思います。 そこで、最後になりますけれども、この106急行バスについて、市長、あるいは市として、やっぱり様々な課題認識をお持ちだろうと。こういう問題点が出てくることが想定される、当然そういった想定についてどう対応していくかというのが今後問われてくるわけですが、今日のところは市の持っている課題認識等があれば、こういう問題が生まれるんではないか、あるいはここについてはこういう対応等が県北自動車等に求めていかなければならない、そういう点があれば今日はお示しいただければなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 多田公共交通推進課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) お尋ねの106バスでございます。昨年度、乗り込みまして実態調査を行ってございます。ご指摘のとおり、利用者のうちの8割は宮古・盛岡を利用されている方、残りの2割が今回飛ばされる可能性がある茂市から区界の間での利用者ということになってございます。あと、利用者が何の目的で利用されているかという調査も行ってございます。宮古からご利用の方、盛岡から通して利用される方については、仕事という用途が多くなってございます。一方、2割の茂市から区界の間でご利用されている方については、通学、通院が多いような状況になってございます。ですから、路線の使い方によって、それぞれの生活に応じた使い方がされているんだろうなという課題認識を持ってございますので、直行便とかスピードアップの便が走るだろうと我々も想像はしてございますが、それによって飛ばされることによって通学利用とか通院利用に影響が出るということは避けていきたいと思ってございますので、バスの便によって全部が対応が難しいようであれば、何らかの方策を市として考えてまいりたい、皆様ともご相談してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(古舘章秀君) 竹花邦彦君。 ◆15番(竹花邦彦君) 今、改めて通学、通院等、茂市から区界の利用者の方々が多い状況だと。ですから、非常にバス停が省かれる地域の方々がある意味、通院、通学等という状況を考えると、大変やっぱりサービスの後退、影響が大きいということも言えるだろうというふうに思います。 いずれ市長からは改めて方向性等含めて議会にも協議をしたいというお話が先ほど示されましたから、ぜひ路線の見直しが、方向性が示された中で、議会にも協議していただく中で、我々もしっかり地域の状況を踏まえて意見反映をさせていただきたいというふうに思っておりますので、その点もよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(古舘章秀君) これで竹花邦彦君の一般質問を終わります。 昼食のため暫時休憩します。     午前11時38分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(古舘章秀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 17番、松本尚美君に質問を許します。 松本尚美君。     〔17番 松本尚美君登壇〕(拍手) ◆17番(松本尚美君) 質問通告に従い、質問いたします。 宮古市においては、その後、新規の感染報告がなく、県内においても感染者の報告が少ない状況にありますが、全国的には感染症が収束をしておりません。国の方針としては、GoToトラベル、GoToイートの事業展開、入場制限等の緩和を含め、感染拡大を抑えながら経済再生を方針として明確にしておりますが、宮古市の方針が明確に見えません。市長の見解を伺います。 まず、1点目として、コロナ禍での市の経済、雇用の維持、再生についての方針について伺います。 2点目に、国の施策に先行して市が実施している事業の効果についての検証について伺います。 3点目に、新型コロナウイルス感染症の特効薬、ワクチンが開発されなければ収束に向かうとは考えられず、今年度だけではなく、来年度も継続した経済、雇用の維持、再生に向けた施策、事業が必要と考えます。あわせて、地方創生に資する事業の展開は、前倒しも提起いたしましたが、6月段階では厳しい旨の答弁でありましたが、改めて市長の見解を伺います。 4点目に、市長は、感染拡大防止のために市民に不要不急としながらも自粛要請や国、市の給付金等に関わる情報を防災無線で繰り返しアナウンスをいたしましたが、感染防止を前提とした地域内経済循環促進及び雇用の維持、経済再生に向けたアナウンスがありません。市長の見解を伺います。 次に、廃止される観光船事業について伺います。 私は、震災後の平成25年3月定例会の一般質問で、観光船は当市の観光に資する価値、公益性は大変大きいものがある、官民連携の中で復旧・再建させる必要がある旨をファンドの導入活用提案も含め質疑をいたしました。市は、民間事業者の収益事業に対する個別の支援は困難であると考えるが、観光船が本市の観光振興に果たす役割や重要性は大きいものと認識している、民間企業の観光船整備に対する支援を今後国に対して要望していく。ファンドの活用について、どういうのが一番いいかというのは検討していくべきではないだろうかと思っているとの答弁がありました。それを踏まえて、1点目に、7年以上経過いたしますが、この間、市ではどのような対応を検討なされてきたのか伺います。 2点目に、基本方針や検討を進める全体スキーム、進め方についてでありますが、8月6日に産業建設常任委員会に説明があったようですが、その資料の存在を通告後に私は知りました。また、通告後の9月15日には、産業建設常任委員会で現状についての説明があり、市長のコメントについて示されました。今回の質問の答弁は既に示されているとのことだと思いますが、あえて伺います。 全体の進め方のスキームは理解をいたしましたが、8月3日の定例記者会見においての市長のコメント、発言はマスコミ報道でしか知り得ませんでした。最終案でない発言と理解したいのですが、何らかの形で、新しい水上交通機関としてつくり上げたい、海の交通は非常に大事であり、観光だけではなく、生活の中でも必要なものと認識しているとのコメントであります。正直、驚きを感じました。広く市民等の意見を聞きながら考えていくとの発言とのギャップとともに、断定的、既定方針であるがごとくの発言であり、運営方法しか選択肢がないとの発言であります。市長の見解を伺います。 また、新たな水上交通機関、公共交通機関として、観光だけではなく、生活の中で必要とする海の交通としてのニーズを含めた見解を伺います。 3点目に、現在、県事業で、出崎の先端に船着場発着場等が施工中でありますが、観光船事業との関連、今回の廃止に伴う影響はあるのか伺います。 次に、日本、千島海溝地震による津波、浸水想定の非公開について伺います。 この質問にも、通告後の9月16日の全協において、11日の内閣府の津波浸水想定の公表を受けて、参考情報も含め説明がありました。市の公表説明では、内閣府と数回にわたる質問と回答のやり取りがあり、様々な追加情報を得ることができた、9月11日、岩手県の浸水想定が、堤防が破堤しない場合の浸水想定も併せて公表されたことを理由に挙げ、結論としては、粗いデータ、上から目線とのコメントとともに、岩手県の新たな浸水想定の公表を待つことなく、4月に示された内閣府の想定とほぼ同じ情報を基に可能な対策を講じるとするものであります。あえて伺います。 4月21日、内閣府が公表しようとした日本、千島海溝において地震が起きたときに想定される最大級の津波による浸水被害想定が発表されましたが、市長は、数字が独り歩きして住民の不安を増大させる、防潮堤の効果を反映させた数値も算定し、防災や避難に役立てられる情報になってから公表すべきと、非公開としました。国民に発せられた情報は市長のみに発せられたものではなく、非公開と判断し、隠蔽することはあり得ません。 切迫しているとの状況下において、今日まで発生しておりませんが、万が一にも国がまとめた浸水被害想定を公開せずに、想定に基づく避難体制の構築が遅れ、多くの市民の命が失われた場合、市長が責任を負えるのでしょうか。非公表と判断した市長の見解を伺います。 以上、壇上からの質問を終わります。再質問は、自席にて行います。(拍手) ○議長(古舘章秀君) 山本市長。     〔市長 山本正徳君登壇〕 ◎市長(山本正徳君) ただいまの松本議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、コロナ禍での経済対策についてのご質問にお答えをいたします。 新型コロナウイルス感染症の経済対策に関する市の基本方針、これまでの市独自の支援策の実施状況につきましては、昨日、落合議員からのご質問に対し答弁したとおりでございます。市の事業につきましては、宮古公共職業安定所、岩手県、宮古商工会議所、宮古観光文化交流協会、金融機関などと宮古市で構成する産業関係連携会議におきまして、事業者の動向、雇用情勢、資金需要等について情報共有を図りながら検証を行っております。去る8月28日開催の連絡会議におきましては、早い時期に幅広く実施してきた給付金や家賃などの固定経費への支援は、事業の継続に役立ったと評価がございました。 また、緊急的な融資はひとまず落ち着いた、顧客を呼び戻し、売上げを回復させるため、感染症対策の徹底が必要、などの声が聞かれました。本日、竹花議員からのご質問に対し答弁したとおりでございます。今後は、地域内経済循環の強化や内外への情報発信の強化、非対面、非接触による販売体制の構築が課題であると認識をいたしております。 これまで、経済対策につきましては、主に防災行政無線により周知を行ったほか、プレミアム商品券事業や飲食店等魅力発信事業など、市民へ情報が行き届くよう、広報誌、インターネット、SNS、FMラジオなどを通じて発信してまいりました。コロナ禍により、これまで以上に地域内に目線が向けられております。引き続き情報の共有や発信に努め、宮古市民、「ワンチーム」で歩みを進めてまいります。 次に、観光船事業の再開についてのご質問にお答えをいたします。 遊覧船事業の運営主体である岩手県北自動車は、東日本大震災以降、残った遊覧船1隻の運行により収益確保に努めてまいりました。これまで、市といたしましては、国土交通省及び復興庁等に対し、民間企業の遊覧船整備に対する支援について要望を行っております。合致する補助事業がない現状であります。 また、ファンドによる資金調達につきましては、岩手県北自動車は、造船をせず、残された船による経営を選択したことから、その仕組みを構築するに至りませんでした。今後は、市民参加の醸成の視点からも、クラウドファンディング等の活用も検討していきたいと考えております。 なお、遊覧船事業に関する認識、現状と今後の方向性につきましては、昨日、橋本議員からのご質問に対し答弁したとおりでございます。 出崎地区開発につきましては、シートピアなあどや宮古市魚市場と連携を図った一体的な観光拠点として整備を行っており、遊覧船発着所のみに限定した工事ではないことから、影響はないと伺っております。 次に、日本、千島海溝地震による津波、浸水想定の非公開についてのご質問にお答えをいたします。 この津波の情報に関して、当初、内閣府から示された情報は、震災前に存在した堤防等を考慮しながらも、震災後に造られた堤防等が全く考慮されていないというもので、これまでの当市のまちづくりの取組が反映されていないものでありました。また、南北に広い海岸線を持つ宮古市を1枚の図面で表しており、それぞれの地域の浸水域は詳細に示されておらず、地域ごとの津波の到達時間も示されておりませんでした。この内容では、どの地域にどの程度の影響があるのか具体的に検討するには情報が不足しており、市として、市民の安全を守るための避難体制を検討するには不十分な内容でありました。このことから、市民に不安や動揺を与えないためには、具体的に説明できる内容のデータをそろえた上で公表したほうが望ましいと判断をいたしました。 情報の公開につきましては、釜石市や久慈市など他の沿岸の市も同じ考えであり、具体的な情報をそろえてから公表するよう岩手県知事に要望し、内閣府に要請したものであります。その後も、内閣府に対しましては、岩手県を通して早期の公表に向けた調整を進め、公開をできるよう努めてまいりました。4月からの5か月間、内閣府に質問を投げかけ、様々な情報を入手することにより、津波の概要がおおむね把握できました。これらの情報を基に、住民説明会、津波避難訓練の準備を進めて、津波避難訓練を11月に実施したいと考えております。 また、2年前に作成したハザードマップの津波避難行動を見直す必要がある地域におきましては、ハザードマップの暫定版を作成し配布するよう準備を進めます。 以上、答弁といたします。 ○議長(古舘章秀君) それでは、再質問があればどうぞ。 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) それぞれ答弁をいただきました。再質問をさせていただきますが、まずは順番に、コロナ感染での経済対策ですけれども、私が壇上でお尋ねした部分は、まず国が、経済がやはり危機的な状況にあると、このままでは日本が潰れてしまうということから、感染を抑えながら経済も再生していかなければならないという方針を私は明確にしているものだという理解の上で、宮古市は、どうなのかということをお尋ねしたものでありますが、まずは市長に、感染防止と雇用維持、経済再生、これを両立させながらいきたいという方針、これは国の方針とほぼ類似なものか、同じものか、まずそこを確認させてください。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) ただし、感染予防をしっかりした上で、しっかりした上で経済を同時に動かすということをしていかなければならないというふうには思っている点は、ほぼ国と同様だというふうに思ってございます。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 分かりました。その旨ご答弁いただければよかったかなというふうに思いますけれども、まずは、私も同様でありますが、やはり感染防止、これはしっかり、万が一感染が発生した場合はそれもしっかり対応していく、拡大を防いでいくというような対応が前提だということは共有できたかなというふうに思いますので、そこは了解です。 先行して実施した様々な施策、これは一定の評価があると、検証を含めて、現時点では間違っていないというか、必要な施策として実施してきたということで、そこも理解をいたします。理解はした上で、それぞれの施策を、事業がもう終わったものも当然ありますし、継続する部分もありますし、今後新たに展開するという部分も今時点で出てきています。私は、前提になるのが、やっぱり長期戦になっていくということが私の想定の原点というか、立ち位置なんですけれども、長期戦になるということは、市長も同じ理解かなというふうに思いますが、その点はどうでしょう。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) これは、なかなか難しい問題だというふうに思っています。今のままの状況ですと、例えばワクチンの問題とか、それから治療の方法とか、そういうものが確立されなければ、これは長引く可能性は強いのではないかなというふうには思ってございます。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 新聞等で見ますと、長期戦というのは、じゃ一体どれぐらいのスパンを想定するのかということです。当初、国は、年内には早い時期にワクチンなり、そういったものが調達できる可能性があるというのも一部報道されましたけれども、残念ながら年内には間に合わない、恐らく年度内にも間に合わない。オリンピックも、パラリンピックも開催ができるかどうかというのは、このワクチンとか感染治療、特効薬ですか、そういったものが見えないと厳しいのではないかという前提の話もあります。 あと、識者の中からは、間違いなく複数年、2年ないし3年はかかるんではないかという見解も示されております。ただ、私もコロナの終息がいつに至るかというのは当然断定できる根拠なりデータを持っておりませんので、少なくとも、先ほど壇上で言いましたように、来年度、これは、私は影響がずっと及ぶのではないかという前提なんですけれども、今年度中の部分については、今現在、国の臨時交付金の活用を含めて対応できるかなというふうには思うんですけれども、じゃ、来年度以降どうなるのか、財源の確保を含めて、第3次、4次、国が予備費10兆円どれぐらい取り崩したかどうだかちょっと分かりませんけれども、新内閣で、新政府がどう対応するかというのが読めないんですけれども、となれば、先行して、今回、3月以降でしょうか、具体的にはそういったタイミングになると思いますけれども、先行してやった事業と同類とは言いづらいでしょうけれども、同じものとは言いませんけれども、やっぱりそういったものを実施するには財源の確保というのが当然必要になってくるんだろうなというふうに思います。 それと、財源の確保と同時に、やはり進化した事業施策を、検証を踏まえて、PDCAサイクルじゃないですけれども、そういったものを踏まえて、じゃ、より効果的に、同じ方が1億なら1億で、波及効果といいますか、そういったものがどう拡大できるか、求められるか、そういったものもしっかり検証の中で組立てをしていかなければならないのかなというふうに思います。 財源の話もしたんですけれども、一問一答ということでありますから、まずは、こういった進化したという部分、それから、プレミアムもそうなんですけれども、120円のものが100円で買えるとか、1,200円のものが1,000円で買えるとかというのだけではなくて、私は、午前中も竹花議員とのやり取りがありましたけれども、3億円という総額、その3億円のプレミアムを発行することによってどう4億円、5億円の波及効果、経済効果を求めていけるかということも追及しないと、日常的に必要な食料品とかそういったもの、これを今までは1,200円で買っていたんですけれども、1,000円で買えるよというだけでは、私はなかなか波及効果とすれば厳しいかなと。だとすれば、もっとプレミアム率を上げて対応するとか、もしくは同じプレミアム率においてもどう波及効果を上げていくか、要するにそれを呼び水にして、市民の皆さんにより消費を増やしていただく、トータル的に、そういったものもやはり追及していく必要があるんではないかというふうに思いますが、市長、どうでしょう。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 言わんとすることは非常に分かるんですが、じゃ、松本議員として、どういうふうに、例えば、具体的に案があったらば教えていただけますでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 市長から反問権を行使していただきました。私とすれば、まず1つポイントとして、今回の一般質問のポイントでありますけれども、市長があれぐらい防災無線で1か月にわたって、そして自粛要請して、要するに感染防止のためですよ、これは悪いとは言っていません、だとすれば、やはり消費喚起するためには、どうしてもやっぱり市民に訴えていかなきゃならない。市民に、今の危機的な経済状況であるということをしっかりと認識していただく、そしてそれを共有しなきゃならない、それが前提なんです。 ですから、私は、この項目で最後にお尋ねしたかったんですけれども、まずは、市長のリーダーとしての、宮古市のトップとして市民に語りかけてください。問いかけてください。また、訴えてください。まずそれがよーいどん、のスタートだというふうに思います。いかがですか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 語りかけるというのは、どういうことを語りかけるんですか。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) まずは、先ほども市長が国の方針と私は同じかということをお尋ねして、まず、感染防止ですよ、感染防止が前提ですけれども、皆さん、宮古の地域内経済循環のシステムといいますか、そういった流れにしっかり皆さんも参加をしていただきたい。そのためには、今の現状をしっかりと、こういう状況にあると、要するに、対策を打つにしても、市民に訴えるにしても、やっぱり数字の見える化です、今の市の経済の状況を数値化して、まず市民に知っていただくということです。それを基に、市長が、今は危機的な状況にあるという現状をやっぱり市民に訴えていただく、そして消費です、そういった消費を喚起するということがまず第1点目ですよ、ということです。それでまだ理解ができませんか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。
    ◎市長(山本正徳君) 防災行政無線がどうかというのはまた別ですけれども、そういう部分は、例えばFMラジオだとか、それから私のビデオとか、様々なところでそれなりに訴えてはいるというふうには思っています。ただ、やはり感染者が岩手県に出たというようなところから、残念ながら、感染者がいるというだけで消費がいきなりぐっと冷え込んだのは確かであります。 実際問題、感染予防対策をしっかり取った上で、それで少しずつ前に進んでいくものではないかなというふうに私は今、思っていますので、例えば、私がどんどんきちっとやれば、飲食店に行って、何でもやってみ、何でもやってみというような形のそういう問いかけはなかなか難しいのではないかなというふうには今、思っています。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) いや、私は誤解されては困るんですけれども、何をやってもいいという前提で消費喚起、市民に訴えていただきたいということを言っているんじゃないんです。あくまでも、受ける側もやはりしっかりとした感染防止の対策をする、そこに行かれる市民も、当然感染対策、そういった予防意識をしっかり持って、それに対応して消費なり、そういったものに対応してもらうというのは、これは前提ですよ。それを抜いてという話は、私は何でもやってもいいという話をしているわけじゃないんです。ですから、呼びかけはしているという市長の現状だということですけれども、今日の答弁の中にもありますし、午前中のやり取りの中にもありましたけれども、やっぱり経済の、地域内経済循環の強化という部分をやはり市民にも限りなく理解していただくというのが私は前提だというふうに思っています。 ですから、内外の情報発信の強化とか、そういったものはもう当然必要ですし、これをまず早くより強化していただくというのがまず前提、そのために、市長に、やはり市民のトップとして、感染予防に関しては、あれぐらいアナウンスして、もう市民の頭の中には、洗脳とは言いませんけれども、すっかり入り込んで、そしてそういったコロナに対する恐怖心とかそういったものが植え付けられてしまっているわけですから、やはり私は、市のトップとすれば、市長の自ら、もっと積極的な発信が必要だというふうに、これは最終的には意見としか言いようがないかもしれませんけれども、求めたいというふうに思います。どうでしょう。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 松本議員のおっしゃるようなのかどうか分かりませんが、私は私なりにやっているつもりでいます。基本は、やはり経済を動かすにも何にしても、やはり感染防止を自分自身でみんながしっかりそれを自分の身につけるというのが最初だというふうに思いますので、そこをきちんとやることは植え付けされたのかなと、みんなが、市民の皆さんがそれをきちっと理解してやっているのかなと。次に、例えばもうちょっと自由にもう少し動いてもいいんだよというようなところが少しずつ私は進んでいると。いきなりはいかないと思います、やっぱりコロナに感染したくないとみんな思っているので。ですので、それらはこれから徐々に動きは出てくるのではないかなと。それに対して、例えばプレミアム商品券であったり、様々な部分で支援をして、みんなでやっていこうというムードにはなってきているのではないかなというふうに思っていますので、市民の人たちは、ある程度そういうのがだんだんに分かってきているのではないかなというふうには私は思っていますし、私は、これまでもそういうつもりでいろんなアナウンスはしてきたつもりであります。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 分かりました。これ以上ここでやり取りしても進まないのかなというふうに思いますが、いずれ情報発信の部分のいわゆる強化ですね、地域内経済循環そのものがどういうものかというのもまだまだ市民には浸透しているかどうかというのは私は疑問だと思っていますし、やはり、何回も言うようですけれども、今まで使っていたお金が1万円、でもそれが限りなくゼロになったと。だとすれば、この1万8,000円、そこら辺の境かもしれませんけれども、さらにそれなりにというのは理解していただいて、いずれ、コロナ禍の発生以前に増して、やはり消費喚起を市民にも求めていただければなというふうに思います。 では、次にいきますが、観光船に関連してというか、関してですけれども、いろいろ国に対しても要望もしてきましたと、それは理解をいたしました。また、県北さんとのやり取りもあったということだと思います。県北さんの判断といいますか、それがあって、1隻でやりたいということだったということで答弁いただきました。 また、クラウドファンディングの活用等、今後考えていきたいという話ですけれども、基本的に、スキームのことも分かったんですが、まず、市長のこの8月3日のコメント、観光だけではなく生活の中で必要なもの、公共交通機関として観光だけではなく、というコメントが入っています。これ、私は、壇上で驚いたということなんですが、驚きというのは、この中身のこともさることながら、市長が強い意志といいますか、地方の観光船の再開に関しての意志を感じる部分があっての驚き、それから、もう一点は、断定的にもう方向が決まっている、既定路線のような方向性を示している、これは、市民の多くの声を聴いて今後検討していくという部分とのギャップ。それからもう一点は、過去の、後段にもちょっと関連するんですけれども、出崎開発、マリンタウンプロジェクトにも関連するんですけれども、過去の流れです、これらとのギャップ、イメージはちょっとマリンタウンプロジェクトに関連するとあるんですけれども、そこのギャップをちょっと感じたというのが大きく3点あるんです。 まず、1点目として、先ほど言いましたけれども、観光でなく生活の中でも必要な公共交通機関として、というこの市民の足、ただ、昨日でしたか、別な議員とのやり取りの中でそこの説明があったと思いますけれども、改めて、ちょっと確認ですが、ここのニーズを踏まえた部分なのかどうか、それを確認したいです。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) マスコミ報道ですから、確実に私の言わんとしていることがマスコミにきちっと伝わっているのかどうかも、これ、疑問な点であります。私が言おうとしたことは、例えば遊覧船というと、遊覧船だけを考えるのじゃなくて、もっと様々なものを観光あるいは日常の生活の中に船を取り入れたそういう様々な考え方を、宮古市民の考え方もたくさんあるんじゃないですか、そういうものも含めて今回検討していきたいというふうなことを言って、私が、この方向だとか、この方向だとか、そういうことを言ったんじゃなくて、考えるときの幅を、今までのこの遊覧船というだけの幅からもうちょっと大きな、海の船をどういうふうな形で宮古市の中につくっていったらいいのかみんなで考えましょうねと問いかけただけです。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) そうしますと、産業建設さんでの説明のときに示された市長コメント、これ、断定しているということではなくて、もっと広がりを持っていると、この表記の仕方が悪いということになりますか、単純に。それであれば、ここはもう少し考えて表記しないと、これがもう既定路線のように私は見えるのが普通じゃないかなと思うんです。ここをもう少し、これは担当課がつくったものかもしれませんけれども、ここはもう少し書き方を変えないと、誤解を生むのではないかというふうに思います。まず、これを変えたほうがいいですよ。こういう断定の仕方では駄目なんじゃないですか。 ○議長(古舘章秀君) 伊藤産業振興部長。 ◎産業振興部長(伊藤重行君) 確かに、断定的な言い方に捉えかねない資料のつくり方でございましたので、訂正をさせていただきます。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 分かりました。 じゃ、これに関連してなんですけれども、出崎事業との関連は、ということで伺ったんですが、関連はないよと、問題ないよと、県は事業を粛々と進めて、出崎の先端の開発は進めるということです。 以前にも、過去の歴史という部分をお話ししましたけれども、ここの整備、これはずっと宮古市が県に要望して、継続して要望して、なかなか進まなかったんですけれども、ようやっと見えてきたかなと。その段階で、この船着場の利用をする船が、まず過去の議論の中では、観光船というのは、今の県北さんの観光船の離発着所というのが一つのポイントだったと私は記憶しています。その点での関連はありますかという意味で伺ったんですけれども、この観光船廃止によって、このタイムラグが、新たな事業が立ち上がるかどうかというのはまだ見えませんけれども、観光船が廃止になることによって、県に何らかの影響があるんではないかということのお尋ねだったんですが、その点については全くないという理解でしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 出崎ふ頭の開発のところに、確かにここは遊覧船の発着ができる、できるエリアをつくりましょうねということで計画が進んでいますので、この遊覧船に関して、例えば、もしこれが駄目であれば、ほかの例えば何かの形の、ここに船が着くということも考えられますし、また、我々、今何とかもう一度船を用意して遊覧船をしっかりやっていきたいというのが今、市民の中で非常に大きくなっていますので、そういうものが着けるような場所としては、県がこれは整備することになって、今、それは工事が進んでいるということでありますので、岩手県北自動車の遊覧船がなくなったからこの計画が全て駄目になるということではないということです。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 過去の議論の経過を私はちょっと説明したんで、そのときに、観光船に代わる船というのは基本的に宮古には存在しなかったと。これは、民間のプレジャーボート等々はあったし、当然、漁船もついていますから、閉伊川にもくっついていますし、ですけれども、そこを活用するというのは、マリンタウンプロジェクト、プラスアルファでいくと、フィッシャーマンズワーフというのが議論されたこともありますね。ご案内とは思いますけれども、サンフランシスコですか、あそこがフィッシャーマンズワーフの発祥地といわれています。 ご記憶の方もいらっしゃると思うんですけれども、大久保博議員が、議会では最後だったですか、公費でもって視察に行ったのは彼が最後だったと思うんですが、このフィッシャーマンズワーフ、あとは釧路、それから福島のら・ら・ミュウという部分で、やはり海の玄関といいますか、海の駅という部分も議論されてきた経緯があるんです。 これは、平成9年ぐらいだったと思うんですけれども、勝海さんという第二港湾、当時はまだ運輸省といった時代ですけれども、そこの宮古の所長さんがコスタツーリスモという海の回路という部分、こういった海の駅と駅を結ぶという構想を発表されました。それらを受けて、当時の商工会議所青年部が社会実験事業で、宮古市が対応してくれなかったんで、当時、県の地域振興に関わる振興局長が当時いましたから、振興局長の判断で出せるお金が年間1,500万ぐらいあったんでしょうか、その一部を頂いて、3年間社会実験をやっています。ところが、なかなか海の駅というのは、市民の関心も非常に薄くて、人も、にぎわいの創出もできないということで、当時結論を出したんですが、その後、熊坂市長がこのマリンタウンプロジェクトに直接のっかったかどうかちょっと分かりませんけれども、今のなあど、当初はお風呂だったんですけれども、駄目ということになって、地方創生の最後の資金を、補助金を導入してやろうかと。駄目なんで、タラソをくっつければプラスアルファじゃないかということで、今に至っているわけです。 海の駅というのは、なかなか道路がどんどん高速化することによって、よっぽどでないとこれは厳しいというのは、今までの流れの中では厳しい状況なんです。ですから、市長が、非日常的とはいいますが、日常的な中で、この交通機関としてあそこを拠点として、どこからと結ぶとか、航路、海路、そういったものを創出しようということは、本当にこれは私は並大抵のことではないと言わざるを得ないんですが、そういった今までの流れを踏まえて、市長は、これから先、観光船、観光だけはなくて、日常生活、公共交通機関として構築していくという何らかのデータをお持ちかというふうに思うんですが、ありますか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 駅と駅を結ぶというのは、私はちょっと理解できないんですが、まず、なあどというところは、ご存じのように、みなとオアシスという、これは海の駅ですよね、海の駅とそれから道路の道の駅、なあどと、これがダブル指定になったところと。全国ではそんなにたくさんはないんですけれども、たくさんない中の一つになあどがなっているわけです。ですから、それも含めて、出崎の開発に含めてそこを、2つの指定を取られたんだというふうに思っています。 1つは、可能性として、例えば出崎から浄土ヶ浜に行くとか、それから重茂に行くとか、いろんなところに昔行っていた交通機関としている船とそれから遊覧船とが一緒になったような形で運営されてきた歴史があるんです。宮古それから下閉伊に。ですから、そういうものが今後どうなんだろう、そういう昔のものまで含めて、含めてこの遊覧船をずっと考えていくことは、そういうのも何か選択肢の中に皆さんが望んでいるのかなという形でもって私は頭出しをたださせていただいたということで、実際は、みんなでこれから決めていけばいいことではないかなというふうには思っていますけれども。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) じゃ、市長は、単に頭出しをしただけなんで、さっきのことは皆さんが決めたほうが、決めるという流れでしょうけれども、日常的な公共交通というのは、バスとか鉄道とか、タクシーを含めてなんでしょうけれども、そういう機関と同等に、私は、扱うというのは非常に無理があるし、もう最初から無理だと申し上げたいんです。まずは観光に特化するということだけじゃないにしても、市民も当然利用する機会があるのかもしれませんけれども、やはり、宮古は海からの景色という部分を担保するためにはそういった船は必要だというのは私も理解します。 もちろん、ジオパークの問題もありますし、本州最東端のとどヶ崎をどういかに合理的にといいますか、コストを低く、安く見ていただくか。丘から見る分もいいんでしょうけれども、やはり海から。ただ、海峡に、気象に非常に左右されるということは残念ながらあるんですけれども、だから、そういったことをクリアしていって、どう再構築できるのかなということは、今後の大きな検討課題だというふうには思いますから、ぜひ期待したいのは、市長は、やはり宮古市のトップですから、いろんな情報、ネットワークをお持ちだというふうに思いますから、日本財団等々を含めて、そういった団体さん、いろんな団体さんがあると思いますから、そういったところからの資金導入とか、そういったものもぜひ進めていただければ、期待したいなというふうに思うんですが、どうでしょう。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) いずれにせよ、船を造らなきゃならないという現実の問題がありますので、そういう部分に関しては、広く皆さんからご協力をいただかなければならないんではないかなというふうに思っています。そういう点におきましては、松本議員が25年に提案したようなクラウドファンディングも活用したような形もいいのではないかなというふうには思っています。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) ぜひ、期待をしたいと思います。 クラウドファンディングに限らないんですが、いわゆるファンドという感覚です、これは、以前にも私、何回か提案もしているんですけれども、なかなか理解いただけなくて現状に至って、一部クラウドファンディングを導入しているんですけれども、やはりゲインとか、要するに全体の投資という意識です、こういった観念をしっかり頭に置かないと、なかなか、はい、お金だけ下さいというだけでは厳しい状況に今あるのかなというふうに思いますから、ぜひ期待をしたいと思います。 それでは、3点目にいきます。 いわゆる非公表、公表の部分ですけれども、基本的には、ご答弁いただいている部分は、私は、隠蔽はあり得ないという話だったんですが、まずちょっと確認をさせてください。今回、参考想定といいますか、図面が出ましたけれども、これは宮古市が要望したというふうに理解してよろしいですか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 宮古市が、というわけではないです。だから、岩手県が大ざっぱなものじゃなくて、やはり例えば宮古市なら宮古市、南北80kmあるわけですから、各港、港の浸水域、それから29.7m宮古市には最大津波が来るというんだけれども、どこの位置なのかもはっきりしない。ですから、それはどこの場所なのかとか、それから到達時間がどのくらいなのかとか知りたいというのは、我々宮古市だけじゃなくて、釜石市も、それから久慈市も、あるいは野田村もいろんなところがそのデータが欲しいという話、それから、東日本大震災後に造った防潮堤はどのくらい有効に働くのかとか、そういうものがぜひ欲しいと言ったんですが、それは出さないままで公表すると言ったので、それではとても我々の用に足さないということで、それをお願いしてきたところであります。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) すみません、私が確認しているのはその点じゃなくて、まず、この参考データが出てきましたけれども、この参考データというのは、宮古市だけではなくてほかの市町村も、県も一緒に求めたものですよということで理解していいですか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆17番(松本尚美君) はい、分かりました。 それで、ちょっともう一つ確認なんですが、4月の段階で内閣府が公表しようとしていた浸水想定と被害想定のデータは、今回、参考以外のやつです、元のやつです、これは同じものですか。ほぼ。 ○議長(古舘章秀君) 芳賀危機管理監。 ◎危機管理監(芳賀直樹君) ほぼ同じものです。変わったところは、一番最初のものは旧市役所が入っていた、それは、旧市役所は現在存在しないので、旧市役所のデータは外してください。あと、現在の宮古市役所が浸水3.6mとなっているのが、これは間違いですので、2.1mにしてください。あと、重茂のデータがなかったんで、重茂のデータを加えてくださいと、ここの3点だったと思います。最初と違うところは。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) だとすれば、私は、公表して、そして足りないデータがあれば、今、3点と言いましたが、足りないデータがあれば、より詳しいデータが必要だというのであれば、公表した上で求めるべきじゃないですか。3点、ほぼ同じだというのであれば。 ○議長(古舘章秀君) 芳賀危機管理監。 ◎危機管理監(芳賀直樹君) それは、国とのやり取りをする中で、今回、内閣府は5年にわたる研究の成果を発表したいということでやっていますので、公表をオーケーしてしまえば、それ以降のやり取りはほぼ途絶えます。内閣府は、一回発表してしまえば、その業務は終わりですので、あそこで止めることによって、大臣の早期に調整をして公表につなげたいというコメントをもらえたからこれができたんであって、あそこで一回公表すれば、内閣府は、変な話、岩手県の一市の要望、岩手県の市町村の要望というリアクションは非常に遅くなります。下手すると、何もなく終わりますので、今回は、1回止めたことでこれだけのデータが引き出せたものというふうに考えます。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) これだけのデータというか、先ほど危機管理監が、ここの市庁舎の浸水深の2.1mが多少数字が変わったとかという話をしていますが、それは大した問題じゃないですから。これ、最終的に結論を出していますけれども、宮古市は、だって、今回公表したのがほぼそんなに違わないという話ですから、これを基にこれから避難体制の構築等々を進めると、参考データではないですよと、あくまでもほぼ同じ4月に非公開となったデータと同じものだという理解、データとほぼ同じだという理解なんでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 最初に出たのは、1枚の絵だけ出てきたので、宮古と田老しかないんですよ。だから、重茂とか、それから北のほうの摂待とか向こうないし、それから、宮古と田老の間の松月だとか、それから女遊戸だとか、宿とかないんですよ。だから、不十分だから全部出してくれと言ったんですが、出さないんですよ。出してくれと言って、それが続いているんです。 管理監が言ったように、そこで受け取っちゃえば、その後がどうなるか分からないんですよ。受け取るときはちゃんとしたものを受け取らないと、そこで終わっちゃうんですよ、もう。終わってしまう可能性が高いし、じゃ、もう一回そこで、詳しいことは後でやりましょうねと言うと、それだけ時間がかかるんですよ。ですから、ここで終わらせないで、ちゃんとしたデータを出すまで引っ張り出して、しっかりしたものをもらわないと駄目なんですよ。そこが違うところです。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) ちょっとにわかには私も信じられませんけれども、6月には内閣府の防災担当の方に電話をしました。いろいろお話をさせていただきました。内閣府の担当者いわくというわけではないですけれども、やはり既存のこの防潮堤が最大クラスの津波では困難だという前提で、これは中央防災会議でしたか、の方々は、それなりの方々、知見を持っていらっしゃる方々が出したデータですよと、ですから、これをまず公表するというのが、今、国の一番の切迫している状況なので、出すのが国としての責務というふうに説明をしていただきました。 市長がおっしゃるように、じゃ、一旦あの状態で出して、じゃそのまま、こういうデータ、宮古の場合は南北に長いとか、ほかのエリアがあるんじゃないかとか、小さくて分かりづらいとか、そういったものについては、私は、国がこれを受け付けないということであれば、これは市民に一旦公表した中で、やはりしっかり国に要求すべき課題じゃないですか。そういったものが分からないままに市の中で押さえ込んでしまっているということになれば、やっぱりこれは、私は、国民の知る権利という部分を大きく侵害しているとしか言いようがないんですよ、市長が何ぼ言おうが。 これ、万が一にも、切迫している状況ですから、津波が来たらどういう状況になるかというのが私も分かりませんけれども、これは一旦受けて、そしてやっぱりしっかり要求すべきじゃないですか。これが、順序として間違いないものというふうに私は思いますよ。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) それは違うと思います。はっきり言って。きちっとしたものを受け取らなければ駄目だと思います。中途半端なのを受け取って、どうやってやるんですか、中途半端なものでしかならないでしょう。しっかり、しっかりしたものをやはり国は出すべきですよ。それをやらないで、まず大体こんなのがいいからってぼっと出されたって、それを私たちは、じゃこれだけで何をせいというのですか。やっぱり、しっかりしたものを出してもらって、それに対して我々はしっかり対応していかなきゃ駄目だと思いますよ。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) いや、私は否定はしていませんよ。しっかりしたもの、データを要求することは当たり前だと思うんです。これは当然だと思います。ただ、岩手県の沿岸、一部、高田の市長のコメントも出ていましたけれども、隣の宮城県は公表している。じゃ、そのデータの違いは何があるのか。市長が言うように、じゃ青森県、北海道を含めてそういった網羅しているところの自治体が全て拒否したというんであれば、私はうん、そうかなというふうに理解もしやすいんですけれども、公表しているところあるじゃないですか。じゃ、ほかの公表しているところは、宮古とか、岩手県とか、県内の、久慈を含めて沿岸の出したデータと何が違うんですか。私は、それは。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。山本市長、答弁をお願いします。 ◎市長(山本正徳君) 見たときに、千島海溝と日本海溝が、地震があった場合には、宮城県はあまり影響がないんですよ。だから、この間の東日本大震災のほうが影響が大きいんですよ。だから、宮城県は多分言わないんだと思います。 それから、東日本大震災のときに、青森とか北海道は影響がないんですよ。ですから、その後に造った防潮堤とかないんですよ。だから、そのまま受け取ってもそのまま自分たちでやれるんですけれども、岩手県は違うんですよ。だから、宮城県と岩手県、青森県を比べても駄目なんです。我々のところは、本当にしっかりやらないと、ちょうど南から来た場合と北から来た場合に全く状況が変わってしまうんですよ。そこをちゃんと押さえてやっていかなきゃ駄目なんですよ。 だから、しっかりしたデータが欲しいんですよ、それを今やらないと駄目なんですよ。延び延びになりますよ、そうじゃないと。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 今の市長の答弁も理解はできます。ただ、私が言いたいのは、例えば赤前地区、津軽石地区、これは4月のと同じですよ。中心市街地も。市長は、全体の話はしているかもしれないです。宮古市全体のお話をしているかもしれません、これはもう大変厳しいデータですよね。だとすれば、やはりそのエリアだけでもこれは早く対応しなきゃならないじゃないですか。発表になっている。まだどういうデータだとかというのは、私が先にお尋ねして、分からなかったのでお尋ねして、どう違いがありますかと聞いたんです。だから、違いは説明で分かりましたけれども、でも、4月の段階のと9月の段階で、これでほとんど同じじゃないですか。特にもこの中心市街地、それから湾奥の津軽石、赤前、ここを早くどうするかということを緊急にやらなきゃならないじゃないですか。ここが遅れるということになりますよ。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 今度新しく造った防潮堤、水門ができたらどうなるのかを示されていないんですよ。だから、それがあるかないかで若干違ってくるんですよ。確かにそれが全てないと、ない状況であれば、それは宮古と津軽石の部分は最初に発表したのと同じかもしれません。ただし、何分で来るかとかという話ではないんですよ。どのくらいで来るか、予想が、そういうものをしっかり整えてもらって、できるだけ、それはデータを持っているわけですから、早く出そうと思えば出せるわけですよ。それを出さないのもおかしいと思いますよ、私。だから、早く出してもらうためには、公表させないで、早く交渉させるというのが大事だというふうな判断にしたんです。 ○議長(古舘章秀君) 松本尚美君。 ◆17番(松本尚美君) 時間になりましたからあれですけれども、いずれ、私は、国が公表する部分というのは、やはり国民として知る権利は当然あるということを申し上げたい。加えて、この浸水想定の被害想定に準じて、これはソフトだけではなくて、やはりハードも当然考えて、県にも国にも対応をどうするかという部分は要求していかなければならないものというふうに思います。 終わります。 ○議長(古舘章秀君) これで、松本尚美君の一般質問を終わります。 次に、3番、西村昭二君に質問を許します。 西村昭二君。     〔3番 西村昭二君登壇〕(拍手) ◆3番(西村昭二君) 議長の許可をいただきましたので、令和2年9月定例会議において一般質問をさせていただきます。 私のほうからは、大きく分けて3つの事項を通告順に質問していきたいと思います。 まず、1つ目の質問ですが、市庁舎内排出書類のリサイクル推進についてでございます。 本年3月に策定された宮古市総合計画には、新しいSDGsの考え方が盛り込まれました。皆様もご存じのとおり、SDGsとは、169のターゲットと17の国際目標で成り立っており、それぞれを実現することによって、誰ひとり取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向けて、地球規模の課題を世界中で取り組んでいるものでございます。その17の目標の中に、「11 住み続けられるまちづくりを」と「12 つくる責任つかう責任」があります。その目標「11 住み続けられるまちづくりを」の中のターゲットの一つに、2030年までに大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市1人当たりの環境上の悪影響を軽減するというターゲットと、2020年までに包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靭さを目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスクの管理の策定を行うという2つのターゲットがあります。 もう一つの目標の「12 つくる責任つかう責任」のターゲットの一つに、2030年までに廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により廃棄物の発生を大幅に削減するというターゲットもあります。宮古市では、この目標に対応する施策として、ごみの減量化と資源化を市民に呼びかけていますが、市も、総合計画に盛り込まれたSDGsの考え方から当然率先して庁舎内のごみの資源化に取り組み、市民や事業者の先駆けとなるべきだと考えます。 そこで、市長の考えを伺いますが、近年は、技術の進歩によって、それほど大きくない機械でコピー用紙のリサイクルが可能な技術が開発され実用化されており、岩手県内の自治体でも採用の動きも出てきております。これらの機械は、紙を細かな繊維に分解し、白紙として再生産することから、環境負荷の軽減のみならず機密保持にも効果があるとされています。環境や機密保持への職員の意識向上も期待できるため、宮古市でこうした機械を導入し、廃棄書類のリサイクルに取り組むべきだと考えます。SDGsの考え方を達成するための一つのアイテムにもなると思いますが、市長の考えを伺います。 次に、2つ目の質問ですが、公共料金や税金へのキャッシュレス決済の導入についてでございます。 今年に入り、新型コロナウイルス感染症によって世界中が混乱しており、当然、日本国内も同じように様々な分野での混乱が起きております。この宮古市内においても、収束の見えないコロナ禍の中で、感染防止の観点などからも外出への自粛ムードや外での飲食、会合なども自粛するなどという、人とあまり接触しないような社会へと変わりつつあるように感じます。宮古市だけでなく、日本全国、さらに世界中で、店頭で紙幣や貨幣の受渡しを行わない、いわゆるキャッシュレス決済の普及を急増加させました。スマートフォンなどのカメラでバーコードやQRコードを読み込んで決済したり、逆にスマートフォン内に取り込んだアプリのバーコードを読み込ませることによって決済したりと、多種多様な決済方法が確立されてきております。 その決済の手段として利用するスマートフォンですが、総務省の令和元年9月に発表した電気サービスの契約数及びシェアに関するデータの中では、携帯電話の契約数は、日本国民より多い1億8,096万台となっております。その中の1億4,449万台がLTE対応の携帯電話となっております。LTE対応とは、スマートフォンやスマートケータイのことであります。1人で複数台所持している場合もありますが、全国民の1億2,000万人からすると、国民の数よりもスマートフォンの契約台数が多いという、こういう現状になっております。このような社会情勢やスマートフォンの普及率の上昇、そして現金を持ち歩かなくても決済できるという手軽さ、さらに、決済金額や決済回数によってのポイント還元などが人気となり、利用ユーザーのニーズに合わせるため、国内外でもキャッシュレス決済に対応した店舗が急激に増加しているのが現状です。 宮古市内においても、ここ1年ぐらいで電子決済ができる中小企業や店舗、飲食店が急激に増加しております。昨年、消費税増税に伴い需要平準化対策として行った生産性向上や消費者の利便性向上の観点を含め、中小、小規模事業者へのポイント還元事業が契機になったというところもあります。議員活動をする中で、導入した店舗のオーナーに聞いてみると、ポイント還元事業によりキャッシュレス決済の利用者が増加し、定着しつつあるとのことでありました。 このような状況の中で、全国の自治体でも、公共料金や税金の支払いに活用する自治体も出始めております。キャッシュレス決済による簡便さや高い還元率は、市民にとって魅力的であり、支払いの動機づけとしても期待できるという判断の結果、導入した自治体が出たものと推測されます。支払いや納税の選択肢が増えることは、市民サービスの向上にもつながることから、キャッシュレス決済の導入は検討に値すると思いますが、市長の見解を伺います。 次に、3つ目の質問事項の、閉伊川流域の観光資源を活かした地域の創生戦略についてからは、2つ質問させていただきます。 現在も急ピッチで進んでおります宮古盛岡横断道路の整備により、大幅に都市間の移動時間が短縮されます。数年前まで、宮古~盛岡間は100kmほどあり、120分以上の移動時間でありました。今後、宮古盛岡横断道路の完成により、およそ66km、82分で都市間移動できるようになります。移動時間の短縮は、ビジネスなどの利用で考えると非常にありがたいものでありますが、逆に沿線の地域が素通りされ、地域の過疎が急激に進むのではないかと心配であります。 区界高原から宮古湾までつながる閉伊川や、その支流域を含めると、その面積は宮古市の大半を占めます。私は、その閉伊川流域の観光資源が宮古盛岡横断道路の完成によって見えづらくなるのではないかと懸念しております。地域の魅力の埋没は、過疎化や活力の低下も招きかねないことから、次の2つの点について市長の考えを伺いたいと思います。 1つ目は、区界地域は、高原の冷涼な気候や豊かな大自然に恵まれた魅力あふれる地域です。この広い宮古地域の中でも、最も県都盛岡に近いことから、別荘地や公園として整備し、交流人口や関係人口の獲得につなげてはどうかと考えます。また、そうした機会づくりが移住・永住希望者の掘り起こしにつながると思います。現在、こうした取組をしているのか、していないのであれば、今後取り組む考えがあるか伺います。 2つ目は、閉伊川流域は、自然がつくり出す美しい景観や川を利用したアクティビティ、キノコや山菜といった山の幸など五感を刺激する観光資源にあふれております。これらを活用した体験型観光を「閉伊川ブランド」として全国に宣伝し、地域の創生に取り組むべきだと考えます。 ブランド化に当たっては、宿泊施設を運営する新里産業開発公社を中心に、土地や環境に詳しい関係団体や地域住民からガイドを出したりするなど、四季に併せた体験観光プランを組み立てたりすることで、過疎地域での雇用にもつながるものと考えます。海のイメージの強い宮古市ですが、実は無限の可能性を持っているのは閉伊川流域だと思います。閉伊川流域の創生のためにも、森、川を使った新たなブランドをつくり、来年度から予算を確保し取り組むべきだと思いますが、市長の考えを伺います。 私からの一般質問は、壇上からは以上となります。再質問は、自席から行わせていただきます。(拍手) ○議長(古舘章秀君) 山本市長。     〔市長 山本正徳君登壇〕 ◎市長(山本正徳君) ただいまの西村議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、市庁舎内での排出書類のリサイクル推進についてのご質問にお答えをいたします。 庁舎から排出される一般的な書類のうち、個人情報が記載された書類は、シュレッダーで裁断した後、廃棄処分といたしております。裏面を利用できる書類につきましては、事務用のメモ用紙などに再利用いたしております。また、雑誌や新聞紙、再利用できない書類等は、リサイクル業者に売却するなど、廃棄物の資源化に取り組んでおります。 県内自治体でのリサイクル機器の導入につきましては、一関市が資源・エネルギー循環型まちづくりの一環として、昨年11月に使用済みの紙から再生紙を作るオフィス製紙機を導入しております。製紙機の導入は、リース方式で保守点検、消耗品及びリース料を含めた管理経費は年間で約700万円とのことであります。市におきましては、宮古市総合計画において、循環型社会の形成のため、ごみの減量化と資源化の推進を掲げており、一般廃棄物のリサイクル率を高める取組を市が率先して行うことは大変重要であると認識をいたしております。製紙機などのリサイクル機器の導入に当たりましては、今後のICTを活用した庁内ペーパーレス化による紙の削減と併せ、機器導入に係る費用対効果や導入他市の状況を検証した上で判断をしてまいります。 次に、公共料金や税金へのキャッシュレス決済の導入についてのご質問にお答えをいたします。 現在、公共料金や市税などの支払いにつきましては、市や金融機関の窓口のほか、口座振替、コンビニエンスストアや納税貯蓄組合を通じたいずれかの方法により行っております。議員のご提言のとおり、納付方法にキャッシュレス決済を導入すれば、市民サービスの向上に加え、コロナ禍の感染症防止対策としても有効な手段になると認識しております。これまで、キャッシュレス決済導入についての研究を進めてきたところでございます。来年度の導入に向け、取り組んでまいります。 次に、閉伊川流域の観光資源を活かした地域の創生戦略についてのご質問にお答えをいたします。 初めに、区界地域に別荘地や公園を整備し、交流人口や関係人口の獲得につなげてはどうかとのご質問にお答えをいたします。 区界地域は、冷涼な気候、早池峰山あるいは兜明神岳が見渡せるロケーションなど自然豊かな地域であり、別荘を取得して、1年のうち一定の期間を区界地域で過ごされる方もおられます。これまで、市では、別荘地の整備は行っておりません。 地域振興策につきましては、道路環境の変化に対応した地域づくりが必要であることから、地域住民の方々とともに様々な振興策を考えてまいります。 公園の整備につきましては、区界高原の自然を利用して、兜明神岳、見晴山などをつなぐ複数のトレッキングコースを設置し、盛岡市立区界高原少年自然の家と協力して維持管理をしております。コースには、閉伊川水源ほかカタクリ群生地、芝草原などがあり、特色がある場所を通るように設置しております。山麓には、区界高原ウオーキングセンター及びキャンプ場が整備されており、自然を楽しむフィールドとして親しまれております。これらの施設を適正に維持するとともに、都市間の移動時間の短縮を好機と捉え、地域観光資源の掘り起こしや四季折々のトレッキングツアーの実施などソフト面の充実を図り、交流人口の拡大に向けて取り組んでまいります。 次に、閉伊川流域における地域創生への取組についてのご質問にお答えをいたします。 区界高原を源流として太平洋へとそそぐ閉伊川は、森・川・海を象徴する地域資源であり、流域には豊かな自然や美しい景観が残されており、アユやヤマメ、イワナの宝庫として広く知られております。現在、閉伊川流域における地域資源を活用した体験型観光は、森の体験、川の体験、食の体験、閉伊川を利用したイベントが開催されております。さらなる集客が課題となっております。 宮古盛岡横断道路等の整備に伴って、人の流れを閉伊川流域に呼び込むためには、既存の体験メニューの充実と新たな観光資源の掘り起こしが求められております。予想される旧道の通過交通量の減少を好機と捉え、旧道を活用した沿線の水辺に親しむエリアの創出、四季折々の美しい風景と閉伊川街道を巡る散策ルートの設定など、新たな観光資源をつくり出す必要があると考えております。今後、閉伊川流域の関係団体と連携し、魅力ある体験型観光プランを構築し、閉伊川流域のブランド化に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(古舘章秀君) それでは、再質問があればどうぞ。 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 答弁ありがとうございます。質問通告の順番で再質問させていただきます。 まず、リサイクル推進のほうの紙の再生機の導入の提案についてなんですけれども、全体的な答弁を見たときに、管理経費の話が、金額がぼんと、リース代が700万だよというので答弁いただきました。ちょっと私が調べたところだと、実際、700万まではかかっていない自治体のやつを調べていたんですけれども、そんなに大きく差はないんですが、いずれ、金額、費用対効果の話をされてしまいますと、私も導入にはちょっと足踏みするのかなと思うんですが、私が言いたかったのは、これはSDGsの観点から、環境をメインに考えて質問したつもりであります。 通告書の中にも、SDGsの17のゴール、目標の11と12というところで、これ、実は環境のことなんですけども、ここの部分でちょっと考えていきながらやるのであれば、この機械を導入するのは私はベターではないかなというところで質問させていただきました。 それで、ちょっと導入経費の話ではなくて、私は環境のほうでお話をしたいと思うんですけれども、まず、金額だけの話で今してしまうとあれなんですが、例えば宮古市役所でも、A4の今、コピー用紙使っていますね。私は、民間企業にも属しておりますが、私は白いペーパーを使うんです。安いから。ただ、今、庁舎で使っているのは、再生紙といって、逆に高い紙を使っているじゃないですか。これの説明をまずちょっとお願いできますか。費用対効果でいくと、白い紙を使ったほうが安いんですよ。その辺もちょっと私、今、答弁を聞いて、費用対効果の話をされてしまうと、白い紙を使ったほうがいいんじゃないかなと思うんですが、まずそこからお願いできますか。 ○議長(古舘章秀君) 中嶋総務部長。 ◎総務部長(中嶋巧君) すみません、宮古市で再生紙何%以上のやつを使っているかということだと思うんですが、実は、宮古市は前にISO認証取得というのに取り組んでございまして、紙の分別、資源化、それに取り組んできた経緯がございます。その中で、事務用紙につきましても、再生紙何%以上ということで取り組んだ経緯がございました。ただ、最初に取り組んだときは、紙の質がちょっと悪くて、コピー用紙がなかなかうまく回らなかったという経緯がございました。 ただ、西村議員おっしゃっているとおり、最近の紙の質はよくなりまして、そういった形で、今、何十%以上のということで庁内統一して取り組んでいるといった経緯でございます。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 金額の話が出ませんでしたけれども、そういう経緯だというのは理解しました。そこは、また、金額ではなくて施策の中で、政策の中で取り組んでいるという答弁だったと思います。 そこで、ちょっと私、これ、実はこの機械を初めて知ったのが、自治体通信オンラインというのをちょっといろいろ、リサイクルの環境問題を調べていたら、2017年に諏訪市で入れているというのを初めて見て、それからちょっといろいろ研究し始めたんですけれども、研究している中で、最近、SDGsというところが注目されてきまして、SDGsの観点から見ると、この機械を導入することによって、私は壇上で2つのSDGsの目標をお話ししましたけれども、実はいろんな働きの場であるとか、そのほか、いろんな分野も4つ5つ、17の目標のうちの4つか5つかは絡んでくるのではないかなと思っております。 簡単に説明しますと、こういう機械を導入することによって、例えば紙を再利用するときに、私が見た機械は、水を使わないで紙を繊維状に分解して薬剤で固めて新しい用紙を出すというやつなんですけれども、まず、水を使わないというところとごみとして運び出さないということで、CO2を出さないと、そういった観点から言っても環境には優しいですよと。そして、そういうすばらしい先端技術の機械を使うというところで、そういうところがあって、SDGsの観点から言っても様々な効果があると。それを、宮古市として、これを政策の中の一つのアイテムとして、金額は高いと言われればあれですけれども、そういう部分から言っても、私はぜひ導入すべきじゃないかなと思いますけれども、金額以外で評価できる部分というのは非常に私はあると思いますけれども、環境の問題で、何か当局として金額以外で考えられる部分があるかどうかというのはどんなものでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 北舘環境生活課長。 ◎環境生活課長(北舘克彦君) ごみの減量化、リサイクルを含めまして、非常に啓発が大事だと考えてございます。先ほどの市長の答弁のほうにもございましたけれども、市が率先してリサイクルを高める取組を行うということは大変重要だと考えてございます。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 期待どおりのお答えで、ありがとうございます。私も、例えばこういう機械を導入したときに、市民が見える場所、そんなに大きい機械ではないので、市民が見えるところに例えば設置する、そういうふうなところに設置することによって、この機械は何なんだろうと、恐らく市民の方々は気になるはずです。そして、子供たちも、リサイクルをしていますよ、そういうところで、教育の分野でも私は質の高い教育というところには当てはまってくるんではないかなと、市でこういうことをしていますよという考え方もできるのではないかなと思います。 あとは、宮古市の挙げる「森・川・海」との共生というところでも、やはり、先ほども言いましたが、排出ガスがこの機械を通せばほぼほぼなくなると、電気の部分で、若干は電気を使用することで出るかとは思いますけれども、輸送というところで化石燃料を使わないという部分ではCO2の排出も抑えられますし、そして水を使わないというところで、目標6の「安全な水とトイレを世界中に」というところと、15番です、「陸の豊かさを守ろう」というところにも合致してくると思っております。金額的なところでは、ちょっと私は太刀打ちできませんので、政策的なところで市長にお伺いしたいんですけれども、確かに、行政においては最少の経費で最大の効果を生むという原則というのは私も理解はしております。ただ、SDGsの目標の中には、必ずしもそれに当てはまらないものというのはあります。 紙を再生するということは、紙を買うことよりはコストは高くつくと、それは私も理解はしておりますが、一方で、資源を守るということにおいては非常に有効な手段ではないのかなと。また、台風災害とかで、やはり山の問題とかも出ておりますので、これ、世界レベルで見ると細かいことかもしれませんけれども、やっぱり森林を守るというところでもこういうところに合致してくるのではないかなと。効率性だけじゃなくて、物によっては非効率なものがあっても、私は、行政としてはやっていかなきゃないところもあるのではないのかなと思っております。 SDGsの理念の根源は、グローバルな視点を地域の個別政策に取り入れていくことによって、ローカルの問題がグローバルの問題につながっているという意識を持つことだと思っております。そのようなものが市民そして市職員、そして子供たちに広がっていくというところが重要なのではないかなと。紙を買ったほうが安いという議論ではなくて、グローバルな課題に目を向けて意識転換をしていって、ぜひ検討していただきたいなと思うんですけれども、市長の考えをお伺いしたいです。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 先ほど答えさせていただいたように、これ、意義それからこうあるべきと、SDGs含めて、考え方としてはマッチしているというふうに思いますので、ぜひ検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) ありがとうございます。 議長、次の質問に移ってよろしいでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) はい。 ◆3番(西村昭二君) 続いて、2つ目の公共料金や税金へのキャッシュレスの決済の導入のほうの再質問に移りたいと思いますが、非常に答弁が前向き過ぎて、来年度導入に向けて取り組んでいただけるということで、本当は再質問をしないほうがいいのかなと思いますけれども、ちょっと1つどうしても言いたいことがあって、再質問させていただきます。 今、恐らく皆さんもう電子決済、例えばクレジットカードは大分使っていると思いますけれども、最近、クレジットカード以外の決済方法として、最近ニュースでも問題になりましたが、ドコモ口座とかありましたけれども、例えばLINEPayであるとか、PayPayとか、何とかペイというスマートフォンをかざしただけで読み取ってもらう、逆に読み込んで決済すると、私も使っておりますが、これ、ポイントの話を壇上でさせていただきました。ポイントの経済効果というのを、そこに目を向けてもらいたいんです。 0.5%から始まるポイントもありますし、そうすると、使った回数とか、使った金額によって基本のポイントが0.5から1.5ぐらいまでというのが通常みたいです。そうすると、仮に100万円の買物、支払いを電子決済すると、大体1万円前後のポイントが、現金と同じものがバックされるということなんです。これは、去年の消費税増税のときに、国のほうで、施策として6月30日までやった、そのときは5%のポイントを乗せましたけれども、そのほか、商店とかいろんなところでは独自のポイントを還元して、最大20%というので、消費税の増税の緊急対策というんですか、そういうのも国でもやりました。私も、それを実際使って、結構なバックを支払方法を変えるだけで頂きました。金額まではちょっと言いませんけれども、普通に車の車検代が受けられるとか、そのぐらいでのレベルでのバックがあったんです。     〔何事か発言する者あり〕 ◆3番(西村昭二君) 今、ちょっと田中議員から発言ありました。田中議員も、結構電子決済を…… ○議長(古舘章秀君) 質問を本題に戻してください。 ◆3番(西村昭二君) すみません、失礼しました。 これが、例えば宮古市民1人が仮に平均して20万か30万を毎年使ったとしますよね。そうすると、それに対するバックという、ポイントというのが基本ポイント以外にもお店から来ます。それが、1人年間じゃ1万円平均してバックしたというと、掛ける5万人の経済効果が宮古市にありますよというところなので、ぜひこれ、早く来年度の導入に向けて、いい答弁だったんですけれども、大体いつ頃を目標に導入時期を考えているのか、教えていただけますか。 ○議長(古舘章秀君) 三田地税務課長。 ◎税務課長(三田地環君) キャッシュレス決済、特にスマートフォンアプリの導入につきましては、仲介業者と申しますか、業者に委託をして始める必要がございます。来年4月にまた契約を結びますけれども、できるだけ早い時期に開始できるように取組を進めてまいります。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) ありがとうございます。じゃ、本当に早めにお願いいたします。 議長、続いて次の質問に移らせていただきます。 3つ目の閉伊川流域のほうの再質問になります。閉伊川流域の創生戦略の中の区界地域なんですけれども、答弁の中では、別荘地の整備は今は行っていませんよと。仮に、今後何らかの形で、この、例えば別荘地というか、そういう計画というかを立てる考えというのはどうなんでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 菊池企画部長。 ◎企画部長(菊池廣君) 今、正確にいついつまでに考えますというような答弁はできないんですけれども、いろいろな方の地域に寄っていただくニーズだとか、そういった要望、そういったものをいろいろリサーチしながら考えていかなければならないのかなというような形に思っております。 議員ご指摘のとおり、道路が盛岡宮古、早くなるわけですけれども、ご承知のとおり、冷涼な気候で、避暑地としてもずっと昔からそういうように言われている場所でございます。改めてそういう土地、都会からの移住・定住ということも考えながら、そういった土地を求めてくる方もいらっしゃるかと思いますので、そういうところを少しリサーチしながら、その結果でそういった整備が必要なのかどうかというのを見極めていきたいと思っております。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 今後のいろんなリサーチ、情報発信しながらの情報収集というところで期待していきたいと思います。 今も、部長のほうからお話ありまして、道路整備するとアクセスもよくなりますと。私、日本全国知っているわけではもちろんありませんが、ある程度幹線の高速道路、東北道、この辺、東北で言えば東北道です、東北道のインターから、道路が完成すると、おおよそ20分で区界まで来るんです。区界まで20分で高速を降りてきて、標高700mであれだけの大自然があるところって、私はほとんどないんじゃないかなと思っています。なので、本当に、ちょっとした手を加えるだけで、区界というのは、私は生きるんじゃないかなと思うんです。 今、宮古市でも、区界に、例えばなんですけれども、市営住宅あります。50%ぐらいしか入居率がないというところで、今のコロナ禍の中で、例えばテレワークがあそこで、もし都会の人でやりたいという人とかがいるんであれば、仮に高速で来て、高速のインターから20分であの場所まで行けますよと、仮に盛岡駅で新幹線で降りても、レンタカーでも30分あれば行くんですよ。道路が完成すると。なので、そういうところも実は立地条件というかは、非常に私は区界というのは魅力あるところで、未開発なところだと思うので、これ、私が提案してしまうと夢のあるような提案ばかりになってしまうので、現実にできそうなところを何とか、区界の開発をするというプロジェクトチームのようなのをつくって、様々な分野の方々と話をしてぜひやっていただきたいんです。 宮古市内の西、一番の西側、これは閉伊川だと100kmぐらいは、川は100kmはあるので、源流というところでぜひ生かしてもらいたいんです。自然公園という考え方も私、ちょっと出しましたけれども、昔は、あそこにスキー場ありましたよね。そんなに激しいスキー場じゃないので、盛岡のインターから20分で来られる、ファミリーが遊べるスキー場とかというのも面白いと思うんですけれども、ちょっとそういった可能性というのは、走りとしてどうですか。考えられませんか。そんなにお金がかからないでできるのではないかなと思うんですけれども、その辺の開発というのはどんなものでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 菊池企画部長。 ◎企画部長(菊池廣君) スキー場という話も出ましたけれども、それを抜きにしても、ちょっとした高原、冬になれば雪遊びができるというような場所も今、ビーフビレッヂの後ろ側にもございますので、そういった手短なところからいろいろ考えていきたいかと思います。 ハードの整備につきましては、やはり区界のスキー場が廃れていったという時代もございますけれども、いろいろな投資という部分もございますので、そういったのを併せながら考えていきたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 区界のスキー場が廃れていったのは、多分時間がかかるからなのかなと、当時は、もしかしてそうなのかなと思っています。 あとは、先ほど、私、テレワークとして、もし、今空いている市営住宅とか使えないのかなというちょっと話もしたんですが、将来的にこのまま市営住宅として生かしたとしても、多分入る人は少ないんじゃないかなと、将来的には、これをそういうテレワーク用に売却していくとか、移住者に向けて売却していくというのも視野に入れてはどうかなと思うんです。また、これがテレワークという話になると、もしかしたらば、このコロナの地方創生の臨時交付金とか使えるようなメニューとしてないのかなと思うんですけれども、可能性としてはどうでしょう。 ○議長(古舘章秀君) 菊池企画部長。 ◎企画部長(菊池廣君) そういった市営住宅のほうの整備という観点からいきますと、建築住宅課のほうの長寿命化の計画と併せて考えていかなければならないかと思います。そして、いざ整備するとなると、やはり都会から来る方なんで、都会のある程度のそういった生活様式が田舎でもできるような方がテレワークに来るんじゃないかなと個人的に予想されますけれども、そういったところで、水回りから、トイレからというような部分をもう一度手直ししていかなければならないというのが出てくるかと思います。そういったのをいろいろと考えながら、それが実際にできるかどうかというのは、庁内の中でも少し検討していきたいかと思います。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 分かりました。できるのであれば、今後そういった検討もして、売却とかもできるのであれば、持っているだけで維持費がかかるよりは、低価格でも売却して、固定資産税が入ってきたりとか、税収にもつながるという部分で活用して、どういう形でもいいので、まず区界地域を盛り上げていっていければなと思っております。 そのまま、次の質問に移らせていただきます。 最後の質問になりますけれども、体験型の観光というところで、新里の、壇上では、私、湯ったり館です、湯ったり館を活用しながら地域で閉伊川を盛り上げていって、閉伊川ブランドとして何とか創生していただきたいという趣旨の質問でした。 実は、湯ったり館の山口社長ともちょっとお話しする機会があって、閉伊川はもったいないというのをよく聞かされます。私も、10年以上新里地域の和井内のほうに住んでおりまして、和井内の、新里地域の大自然に惚れ込んであっちのほうに行ったわけですけれども、まだまだ眠っている資源というのがたくさんあって、知らないだけですばらしい大自然というのを物すごく持っている地域なんです。これを、壇上では、私、五感を刺激する体験と言いましたけれども、本当の大自然というのは第六感まで使って遊べるという、そういったすばらしい遊びができるところだと思っております。 これで年間何万人の観光客を、というところではないんですけれども、1年を通じて、例えば1月であれば何ができる、2月、12月までとやっても、海もできるんでしょうけれども、山と川というのは何でもできるんですよ。それを発掘していないだけで、それぞれ1月から12月まで自然と遊ぶことができる地域というのが閉伊川流域なんです。ぜひそれを、私は、湯ったり館の、湯ったり館をといったらあれですけれども、公社をうまく活用し、そして地域の住民も活用しながら、この閉伊川をブランド化して、全国に発信して、そして交流人口、そして移住者ももちろん欲しいところですけれども、地元を出ていった若い方々が帰ってこられるような活力ある地域にしていかないと、これからもう不安で不安で私もしようがないんです。 ないものじゃないので、あるものを活用するだけで、私は、生き返ると言ったらあれですけれども、活力ある地域になると思うんですけれども、具体的に、答弁の中には、じゃ、今の体験の観光のやつをもうちょっとうまくアピールしようかという感じの趣旨だったんですが、ぜひ来年度に向けて話合いを持って、地域を盛り上げる宮古市内の地域おこし協力隊でもいいですよね、地方から呼ぶのではなくて、宮古市内を知り尽くした人の、宮古の地域おこし協力隊みたいな分野をぜひつくっていただきたいです。そして、魅力あるところを生かすすべをどうにか皆さんで話し合ってやっていただきたいんです。それには、やはりある程度財源がないと何もできないと思うんですけれども、私は、閉伊川筋の底なしの魅力というものを信じておりますので、新里の産業公社を中心に、もしそういうプロジェクトができるのであれば、私は成功するプロジェクトだと思っていますので、そういうところの計画をぜひ来年に向けて予算つけてやっていただきたいと思うんですけれども、山本市長、どんな感じでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 私も、前々から閉伊川、せっかく4つの市町村が合併したのに、この1,260k㎡を使い切っていないというふうに、議員のように思っております。震災やら、台風やらでなかなか手がつけられないでいるのが現状であったというふうに思っておりますが、やはり必要性は非常に感じておりますので、ぜひ新里、川井の地域をしっかり資源をみんなで探し出して、あるいはそれに今あるやつを大きくしたり、様々な取組をぜひやりたいというふうに思っておりますので、そのときにはよろしくお願いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 西村昭二君。 ◆3番(西村昭二君) 前向きなご答弁、ありがとうございます。本当に、特に今、新里地域、レールバイクのほうも藤原議員も一生懸命やっていますし、地域のほうでも盛り上がっているところであります。また新たな何かが必ず生まれてくると思うんです。新里の方にしても、川井の方にしても、私も、去年、地域づくり協議会の方々との意見交換の中でも様々話したんですけれども、前向きな方々が非常に多くて、せっかく前向きな気持ちはあるんですけれども、やはり声を聴くだけでは、過疎化は防げません。活力も、お話を聞いているだけだと、なかなか私は実現できないなというところがあるので、ぜひプロジェクトチームをつくってもらって、予算組んでもらって、取り組んでいただければと思います。 私の一般質問は、以上で終わります。 ○議長(古舘章秀君) これで、西村昭二君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。     午後2時50分 休憩     午後3時05分 再開
    ○議長(古舘章秀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 19番、藤原光昭君に質問を許します。 藤原光昭君。     〔19番 藤原光昭君登壇〕(拍手) ◆19番(藤原光昭君) 本日の最後になりました。令和2年9月定例会議に当たりまして、通告をしております2点について質問をいたします。 1点目は、県北バスの和井内線廃止に伴う地域公共交通網の対応について、2点目は、公共交通の結節点を生かした生活拠点形成についての2点についてお伺いするものであります。 1点目、和井内線の路線バス廃止に伴う地域公共交通の代替え案について、今日までの担当課の方々の日頃のご努力に対しまして、心からまずもって敬意と感謝を申し上げたいと思います。 この質問は、公共交通の足を確保するためのコミュニティバスはどんなことがあっても必要である、このような前提に立っての質問をいたしますので、そのことを心にとめてお答えをいただきたいと思います。 人口減少、少子高齢化などの社会経済情勢の変化により、過疎地域の赤字路線が切り捨てられる状況が進んでおりますが、宮古市では、令和2年に地域公共交通網形成計画第2期を策定いたしております。市民生活にとって、移動手段としては自家用車が大きな役割を占めておりますが、自家用車が使えない人にとって、移動することは必要であり、誰もが使える公共的な交通手段、公共交通を確保するには、市民生活の基盤形成にとって必要不可欠であります。社会情勢の変化により、人口減少、少子高齢化、マイカー利用の増加が進む中、地域別公共交通の取組として、新里地区において令和2年1月にアンケートを実施するなど、公共交通体系の在り方を検討してまいりました。今年度に入り、岩手県北自動車から9月末で地域間幹線系統の国庫補助期間の終了に伴い、国庫補助を受けても赤字であったことを理由に、10月から茂市~和井内・清水間の運行を取りやめ、和井内線を短縮することが示されました。このことを受け、市では、新里地区の公共交通網の再編について、路線バス、患者輸送バス、JR代替バスなど運行路線の重複をする部分を連携し、地域特性に応じた効率的運行を目指し、患者送迎バスのコミュニティ化を交通結節点までの延伸や宮古から和井内間の移動手段の確保、地域における交通資源を総動員し、広い市域がつながる公共交通の実現を目指す方針案が示されました。そこで、今後の公共交通対応についてお伺いをいたします。 1に、現在、当市には国庫補助対象幹線系統が3系統ありますが、要件を満たさない状況となっている和井内線以外の状況と今後の対応についてお伺いをいたします。 次に、生活路線、バスは、沿線住民にとって市内への買物、通院、通学など重要な移動手段であります。刈屋、和井内地域にとっては、生活道路は国道340号の1路線だけであり、公共交通の和井内線が廃止になれば、当地域から鉄道は消え、そしてまた県北バスが消え、JR代替バスのみであります。今後も、高齢者の免許返納に伴い、交通弱者は増えてまいります。高齢者、障害者、脆弱な立場にある人々、自家用車のない住民の方々にとって、県北バスを利用し、市内の病院に通院されている方々も少なくございません。 また診療所、患者輸送バスは、昭和43年から刈屋に内科診療所として開設をいたしてございます。僻地患者輸送車として運行し、私ども町村部においては、市長さんもご存じのとおり、地域住民の健康の維持、増進のため、公設診療所を設置してまいりました。医師及び医療従事者が行政と一体になって、地域住民の疾病予防、治療に当たってこられました。診療所と患者輸送無償の果たす役割は重要と私は認識をいたしてございます。このように、生活と地域性を考慮した利用者のニーズに沿った地域特性の課題を克服しての持続可能な公共交通にすべきと思いますが、市の見解をお伺いします。 また、方針案に患者輸送バスのコミュニティ化があります。現在、患者バスを利用している方が今後も利用し、また、県北バスの和井内線を利用している方々も不便なく利用していただくような、他の公共交通機関との乗換えを可能にするなど、和井内線での利用が多い時間帯にコミュニティバスの運行とフリー乗降区間を設けるなど利用しやすい案になっている反面、フリー乗降区間以外、バス停間の距離が長く、また、宮古駅までの直行便もなく、幹線を運行するバスや鉄道との乗換えについて、朝の1便だけでも直行便ができないものか、高齢者や障害者の方から不便を感じるとの声が、特に説明会以降、高齢女性の方から寄せられました。 また、フリー乗降や停留所の増設についても説明等で話されたと思いますが、このことについては、私は、平成26年一般質問で、JR代替バスは駅間が5kmもあるので、利用者のニーズもあるからフリー乗降区間の必要性について質問をいたしました。当時の総務企画部長、答弁では、JRバス、県北バスの路線と並行区間であり、競合路線とならないよう配慮する必要がある、また、利便性については、公共交通ビジョンの方針を踏まえて、地域の公共交通全体の議論の中で検討してまいります、答弁をいただいてございます。今回のコミュニティバス運行について、利便性の面で十分な配慮がなされているとは言えず、工夫の余地があると思いますが、見解を伺います。 4つ目、岩泉茂市線・代替バスの今後の活用策についても伺います。 大きい2番目、公共交通の結節点を生かした生活拠点形成について伺います。 令和2年度末で開通が見込まれています宮古盛岡横断道路の茂市インターは、アクセスポイントになり、重要になります。岩泉方向に向かうには、茂市インター、市道廻立線~現国道106号、そして国道340号線というルートが想定をされております。新たに国道と国道を結ぶ異なる交通手段を相互に連絡することにより、宮古盛岡横断道路の完成後には、地域の状況が大きく変わることが想定されます。 駅の役割も変わりつつあります。都市計画マスタープランでは、西部地区のまちづくりの方針として、茂市駅周辺は生活サービス機能等の集積を図るとともに、鉄道やバス等の交通結節点としての役割を維持し、地域の暮らしを支える生活拠点形成とするとしておりますが、今後、具体的にどのように形成していくのか、その考えについてお伺いをいたします。 以上、壇上からの質問を終わります。関連質問は自席でさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(古舘章秀君) 山本市長。     〔市長 山本正徳君登壇〕 ◎市長(山本正徳君) ただいまの藤原議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、市内の国庫補助路線の状況についてのご質問にお答えをいたします。 当市の国庫補助路線は、今回路線短縮となる和井内線のほか、田老線、小本線がございます。田老線、小本線につきましては、現時点で路線短縮などの情報はございません。今後も、事業者とともに利用促進を図り、路線の維持に努めてまいります。 次に、利用者ニーズに沿った持続可能な公共交通体系に関するご質問にお答えをいたします。 議員ご指摘のとおり、市内の各路線バスは、市民や来訪者にとって重要な移動手段となっております。高齢化や買物弱者などの課題のほか、それぞれ地域ごとの課題もあることから、生活路線としての公共交通の役割は今後ますます重要であるものと認識しております。このことから、地域の実態を十分に把握した上、持続可能な手法の構築を図ってまいります。 次に、新里地区におけるコミュニティバス化に関するご質問にお答えをいたします。 本年10月12日から運行開始しようとする新里地域バスは、診療所のみならず、総合事務所、駅、商店の近隣などへの乗降を可能とし、どなたでも利用できるバスとして運行しようとするものであります。路線や停留所は、現在の和井内線及び患者輸送バスのルートを基本とし、フリー乗降区間の設定により、ご自宅の近くでの乗降を可能とします。また、106急行バスやJR山田線との乗換えを考慮し、ダイヤ編成を行っています。新里地域づくり協議会、新里診療所及び地区説明会等で地域の皆様のご意見をお伺いし、運行形態の精査を行ってまいりました。運行開始後も、利用者アンケートや新里地域づくり協議会、地域のご意見を基に、利用実態に応じて改善をしてまいります。 次に、岩泉茂市線、いわゆるJR岩泉線代替バスに対するご質問にお答えをいたします。 この岩泉茂市線につきましては、利便性向上のため、停留所の増設や茂市バス停までの延伸等について、JR東日本盛岡支社と協議を行っております。引き続き協議を進め、新里地域バスと相互に補完する体制を構築してまいります。 次に、公共交通の結節点を生かした生活拠点形成についてのご質問にお答えをいたします。 議員ご指摘のとおり、今年度末には宮古盛岡横断道路の開通により、茂市地区に新たな交通の出入口が整備される予定となっており、交通の流れも変化することが予想されます。宮古市都市計画マスタープランでは、茂市駅周辺を新里地区の中心部とし、生活拠点と位置づけ、公共施設や観光交流施設等を生かし、地域住民が集う個性と魅力ある生活拠点の形成を目指すとしております。茂市駅周辺には、行政施設として新里総合事務所、医療施設として新里診療所、福祉施設としての紫桐苑、学習施設としての新里生涯学習センター、観光交流施設として湯ったり館を中心としたリバーパークにいさとなどの公共公益施設が既に集積いたしております。 また、盛岡や宮古、岩泉方面への鉄道やバスの結節点であり、加えて宮古盛岡横断道路の開通により公益交通ネットワークが構築され、交通の利便性が向上をします。魅力ある生活拠点の形成には、人が住み、集い、活気があるまちづくりを進める必要がございます。茂市地区は、公共施設等の集積や交通結節点としての優位性を生かし、新里総合事務所を中心とした行政サービス、住民生活を支える各種サービスの維持を図ります。また、自治会等の地域コミュニティ活動の支援や住民の交流機会の創出に努めます。 今後、交通体系が大きく変わろうとも、地域の暮らしを支え、活力と魅力あふれる生活拠点の形成を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(古舘章秀君) それでは、再質問があればどうぞ。 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) それでは、再質問をさせていただきます。 今、市長さんには、地域のバスを運行するに当たってのそれぞれ地域弱者等々にも配慮をし、役割が重要だと、だから、公共交通の今後の重要性は認識しているんだと、こういうご答弁をいただいてございますが、私、先ほど登壇して言いました1点、まず、この公共交通地域バスに、今後地域コミュニティバスを一体としてこの地域を運行するんだということでございますが、このことについて、若干私、コミュニティバスの運行は、今回そもそも新里地区にとって県北バスの廃止の代替から始まっているものと、このように理解します。国道340号線沿いの刈屋、和井内は、生活する上で公共交通地域から消えることから、地域の関心は高いものだろうと、説明会等々でも今までにない住民が参加したということは、それの表れかなと、このように思っております。 そこで、患者輸送有料化について、私は、金額の問題ではございません、新里5地区の説明会でもいろいろ、この通所に限り継続すべきとの意見も多分出ただろうと、このように思います。 また、このことは、補正予算で既に議決済みではございます。総務常任委員会等でも、同僚議員等々からいろいろご質問ございました。診療所無料化は継続すべきだ、また、予算委員会等々でも多くの議員の方々から、田老、川井は患者輸送無償化送迎だ、新里をなぜコミュニティバス化にして、それの差替えみたいな恰好になるのか、有料化するのは、地域間格差が生じ、サービスが低下につながる、無料化を求めておりました。 宮古地域バス条例の4条で、市長による免除規定ございます。今までの会議を通じまして、課長は、その見直しの検討の含みを持たせた答弁をいたしてございます。私ども旧町村部においては、市長さん既にご承知のとおり、住民の、先ほど登壇で申し上げました、健康維持増進のため公設診療所を設置し、医師及び医療従事者、行政と一体となって地域住民の疾病の予防に、治療に当たってこられました。市長さんにおかれましても、就任と同時に、今日まで3診療所の内科医、歯科医の確保にお骨折れをいただき尽力したことに対しまして、心から感謝を申し上げるものでありますが、さて、新里診療所への通所手段としての患者輸送バスは、患者さんにも便船を図ると同時に、診療所経営に少なからず貢献してきたものと思われます。そして、合併後も新市に引き継がれ、今日まで五十数年余り、半世紀にわたり運行されてまいりました。このことは、公益性の観点から広く理解されてきたものと私は認識いたします。市長さんにおかれましては、これらの経緯、経過を踏まえ、診療所通所患者さんについては、コミュニティバス化しても引き続き無料にする対応をご検討いただきますようにお願いをしたいものでありますが、いかがでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 藤原議員の言っていること、私も理解をするところでございます。田老地区、それから川井地区、それから宮古の一部、これに患者の輸送バスが無料化されている状況の中で、新里だけを有料にするというのは公益上好ましくないというふうに私も思います。ゆえに、この第4条を使いまして、診療所に通う方々、今までどおり通う方々はこれを免除したいというふうに今、考えておるところでございます。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) どうもありがとうございました。このことについても、今日まで登壇で申し上げました。コミュニティバス化に、地域から誰も反対をする人はございません。これに代えて、今、患者輸送をという部分で私は訴えさせていただきました。 今、こみ上げてまいります。なぜか。こういう地域に、生活に密着したことの地域からの声、吸い上げていく今日までの市の進め方、非常に疑問があり、行政主導で進み、地域の声は後回し、結果、市説明会は結果出てから、こういうことでございます。私が登壇申し上げました、全て地域の方々のそういう手順が終了した、これでは困る、私のところにどれほど何とかしてけろ、こういう思いでございます。まず、市長さんから大変ありがたいお言葉がありました。感謝申し上げます。よろしくお願いいたします。 それから、第2点の部分についてお伺いします。 フリー乗降、この部分についても、答弁では触れられていなかったのかなというふうに私は思うんですが、このことについて、先ほども登壇で言いました。26年に一般質問しております。このときに、今回スタートを切る新たな交通体系を構築するときに、当然ながら生かすべきだ、いろいろ地域づくり委員会等々でも、説明会等々でもいろいろ要望、ご意見が出た、走ってみなければ分からない、いっぱいある。10月の運行する期限というものをまず前提に置きながら、期間がない、こう言ってきた経過があると思います。 まず、先ほど登壇して言いましたバス停の、つまり、簡単に言えば、国道がなぜ外れたのか、なぜ外したのか、なぜ協議の段階でそれらに配慮がなされなかったのか、十分に26年からの課題であり、一般質問した答弁を軽くとっては困る。当然に、走ってみてからでなく、当初から340号線、和井内から茂市一帯でフリーラインにすべきだ、これについてご答弁お願いします。 ○議長(古舘章秀君) 多田公共交通推進課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) お尋ねのフリー乗降区間でございます。現在のところ、宮古警察署との協議において、フリー乗降区間の協議を進めているところでございます。現在、警察のほうから指導がある事項につきましては、説明会でも申し上げたとおりでございます。市道の部分については、交通量から鑑み、適当であろうというような回答でございました。しかし、国道使用の部分については、交通量、それから速度等を鑑み、フリー乗降区間は現在のところは認めることはできませんというような回答でございましたので、そのとおり、現在は準備しているところでございます。ただ、ご指摘のとおり、フリー乗降区間、今回、これで諦めたということを申し上げるつもりは毛頭ございませんで、これからも協議は必要であろうというふうに考えてございます。 あとは、道路施設のほうで、例えばバスベイみたいな、道路を広くしたりとか、そういうような工夫で乗降が認められるものであれば、停留所を増やすとか、そういうような対応はこれからも考えられようかというふうに思ってございます。 あと、これまでの地域づくり協議会、それから地域での説明会、それから診療所での個別の対応等をやってまいりましたけれども、10月が迫っているので、もう間に合いませんというような説明を申し上げたつもりは一切ございませんので、そこは誤解なきようにお願いしたいと思います。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) 今、課長から答弁をいただきました。私がさっき言っていることをちょっと理解していただけないのかなと、このように思う。 340号線、先ほど、課長は交通量等々、これ、道交法に絡むものだと、こう言ったんです。現状を知らな過ぎる。総じて言える、このことは。住んでいる者でなければ分からないことは十分ありますが、けれども、地域住民の公共交通が全てなくなる、これからどうしようと。そして、26年にもこの問題を和井内の清水向こうからこれをJRにフリー乗降にしてもらえないか。なぜか。岩泉は、同じ340号線で、スタートからやっている。岩泉の押角峠から、内野から浅内まで、今の宮古の関わっている今回のコース、同じ国道で何が違うのかと。条件的に絶対にそれに障害になる、交通量が多いわけではない、106とは違う。そして、運転者が停車するのに危険だ、さらには停車禁止区域、区間でもない、道路幅は立派な道路、国道がために認められない、私は、それは当局の地域の事情の知らなさ、説得力のなさ、これ以外にない。というのは、今度、患者輸送をコミュニティ化した、106号の蟇目、腹帯、これとは全く違う。そもそも、県北が停止したのは、340号線なんです。蟇目、腹帯、茂市も併せて代替の交通がない、停留所の間隔も遠い、そういうところこそフリーラインにすべきだ。100m間隔で止まる停留所、そこをフリーラインにし、一方では距離が遠い、そういうところもフリーラインにならない。 そして、ましてやその区間には、市が指定をした避難所もある。屯所もある。なぜそこが行政区域になっているか。刈屋の端っこ、和井内の端っこ、だからそこの中心に公共施設があり、消防の屯所が築いている、こういう集団でいろんな会合があったり、飲み会があったり、そういうところにもフリーラインも設けられない、停留所も設けられない、それはなぜか。今回の停留所は、全く患者輸送車の過去の何十年も前に停車した場所プラス県北の停留所をはめただけであります。そこがなっていない。新たにコミュニティバスを運行するなら、新たな観点に立って見直し、全体のバランスを取って公平性を考えて設置すべきだ。 26年に一般質問でやったのを、今日が来るのを待っていた、それすら見落とす、地域から声がないからどうだ、そういうものとは全く違う。だから、これからスタートというような時間がございませんけれども、できるだけ早く、できるだけスタートからフリーライン乗降になるような手続なり、関係機関等の協議もお願いをしたから待っているんじゃなくて、即スタートからできるような配慮、担当課のこれからの方向性をお伺いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 多田公共交通推進課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) フリー乗降のことについては、おっしゃるとおりでございます。我々の説得力が足りないという結果であろうというふうに考えてございます。本日ご指摘いただいたことも踏まえて、今後も協議は重ねていきたいと思ってございます。何とか警察のほうからオーケーをもらえるような取組を進めていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。少し声を静かに。 ◆19番(藤原光昭君) 今、課長から、これから交渉を、そういう方向でと、多分そういうふうなことをやらざるを得ないわけですけれども、念のために、岩泉からも、警察署からも聞きました。やっぱり行き着くところ、行政のこの制度、これを持っていくための熱意、どうしてもこうしなきゃならないという、そういう部分が欠けていたのかなと思います。ぜひ、こういうこと、地域住民が望んできているんですよ。そういうところをぜひ肝に銘じて、少しでも早くフリー乗降ライン、停留所できるんであれば、やっぱり避難所にはあってしかるべき。当地域は、これから先、5年、10年というのを待っておれない。若い方も全部市内に来る、そういう部分で、やっぱり今利用したいんですよ。今がなければ困るんですよ。これが若い人たちと違う部分、そういう高齢者の方々、そういう部分をよくご理解いただいて、お骨折りをいただきたいというふうに思います。 市長、このことについて、何か市長のほうから。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 我々としても、地域住民のために使いやすいような形でやっていこうというつもりです。しっかり取り組んできたつもりでありますが、まだまだ足りないようであれば、これからもしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) それでは、時間もなくなってきました、もう一点、登壇で申し上げました直通の分でございます。 これについても、ちょっと当局も難しい部分もあろうかと思うんですが、やっぱりダイヤ編成をする、ダイヤを組むに、できるだけ使わない部分は切る、利用されている分を活用する。JR代替とはかち合わないようにする、これは当然可能だと思います。けれども、朝の一番利用している分、アンケートにもある、利用している方々、朝に利用している人たちは診療所じゃないんです。宮古の病院なんです。そういう人たちは、ほとんどひとり暮らし、高齢者、足のない人、障害者、こういう人たちが乗換え、確かに結節便宜を図る、これはご苦労なされた、このことは十分分かります。 けれども、高齢者からとって、本当に使い勝手がいい形かなといえば、何も無理は言わないが、来るときだけでもできないものか。帰りは娘さんなり息子なりを頼んで帰る、これもやっているわけです、現在。ただ、朝早くの分はない、こういう部分で、何とか片道の1便だけでも朝一番市内の病院等々に来る、そういう部分を設けてもらえないものか、これが切実な願いです。特に、80以上の方からいうと。このことについては、どう配慮してもらえますか。 ○議長(古舘章秀君) 多田公共交通推進課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) お尋ねの岩泉~茂市線のバスの活用の件でございます。過日の総務常任委員会のほうでも申し上げたところでございますが、現在、運行しているのが東日本交通、現在となっては岩手県北自動車と同じグループ会社でございます。それから、委託元としてはJRの東日本盛岡支社がございます。そちらのほうと鋭意交渉を重ねているところでございます。 JRのほうからは、利用者の利便が上がって、お客様に多く乗っていただけるようであれば協力したいというようなご返事をいただいているところでございますので、現在、朝の便、それから帰りの便も含めてJRと交渉中でございます。もしそれが実現されれば、茂市で乗換えせずに宮古まで、それから宮古病院まで伸ばせるのではないかということで、現在、3者で交渉を重ねているところでございます。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) 若干そこで、時間帯にちょっと幅があるんで、そこら辺がどうなのかなというふうに。今、課長が言ったように、やっぱり今の現段階ではそれが回送で走っている部分ですから、その分を活用というのは、これは十分に考えられると。だけれども、先のことは誰にも分からないわけですけれども、JRが廃止になれば、そのときに考えることだと、こういうことになろうかというふうには思うんですが、いずれにしても、やっぱり持続可能な公共交通の足の確保ということを考えれば、JRバスも、コミュニティバスも、やっぱりフリーラインもそうですし、これは充実をする方法を進めていただきたい、このように思います。 できるのであれば、コミュニティバスをそのまま朝に運行していただきたいのが地域住民の願いなようですけれども、JRバスはちょっと時間が早過ぎで、こっちさ来て、診療所が開くのもまだ早過ぎるという部分もあろうというふうに思うんで、そこら辺の課題があるのかなとは思うんですが、そこら辺をどうにかご配慮いただければ、地域住民も納得する部分が多いのかなと、このように思いますが、そこら辺の、さっき答弁した以外は考えられないでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 多田公共交通推進課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) コミュニティバスの直行というようなご要望でございますが、ほかの地区との配車の状況もございますので、現在、大信運送に委託する運行形態、それから、1台増車しまして、2台体制で新里地区を回すというような配車のプランを練ってございますので、その中ですと、なかなか宮古まで延伸するということは難しいかなというふうに考えてございます。 それから、あと事務的な手続としては、路線延長の届けですとか、停留所の届け、許認可の部分が大きく関わってくることでございますので、それは相当の検討が必要かなというふうに考えてございます。 運行の時刻等に少し配慮をしながら、現在は、岩泉~茂市線の延伸、これが早道かなというふうに考えているところでございますので、利便性を確保しながら路線延長となるように努力をしてまいりたいというふうな考えでおります。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) 今、課長も当然、十分承知だと思うんですが、もちろん、当局の皆さんそうだと思うんですが、今度のコミュニティバス、完全に茂市、蟇目、和井内、刈屋方向とは利用面が違うという部分、ここだけは分かっていただきたい。だから、警察は協議もすると言ったけれども、340号ですよね。きちっとその地域事情というのと、今度のコミュニティというのは患者輸送バスをコミュニティ化しただけですから、蟇目の人たちが宮古さ来るのに、それに乗ってくる必要はないんだ、診療所さ行くのに。診療所行くだけですから。和井内線というのは違う。今、私が言っているのは、1本は宮古の病院に行く、1本は患者輸送的なコミュニティバスで診療所へ行く。腹帯もいっぱい幹線がありますから、茂市も一部。 だから、私が言っているのは、県北バスが廃止になった代替としてやっている部分のカバーが足りないんじゃないですかという部分を言っているので、そこをご理解いただきたい。分かりましたでしょうか。 ○議長(古舘章秀君) 多田公共交通推進課長。 ◎企画課長兼公共交通推進課長(多田康君) 県北バスの和井内線が廃止になったその影響というものは、我々も重く受け止めているところでございますので、そこの利便性を何とか確保したいというのが今回の地域バスのプランでございます。 あと、お話し中にもございました蟇目の方々についても、診療所に来る方だけではないというふうには思ってございます。途中での乗降ができることによって、蟇目の様々なほうから乗ってきていただいて、蟇目駅なりバス停で降りて乗り継ぐという方も出てこようかと思ってございますので、全地区平等にとはいきませんけれども、それぞれの地域での使い方に応じた利便性を高めてまいりたいというような考えでございます。 ○議長(古舘章秀君) 藤原光昭君。 ◆19番(藤原光昭君) その辺はその辺で。 次の交通結節点の部分で、若干時間もあれですけれども、先ほどのそれぞれ答弁の中でも、これから総合事務所を中心とした行政サービス等々、これからの結節点の状況も変わってまいります。それも併せて、先ほど来、私の前にも、竹花議員からも、今度の106号の高速の道路ができれば、地域住民にとってはかなり状況が変わってくると。そしてまた、先ほど来、西村議員も、いろいろ地域の応援をしていただきました。やっぱり、今度の結節点は、湯ったり館を中心とする部分で、何とか地域の活力、こういう部分の地域の振興を図っていく必要があるなと、こういう思いをいたしているところでございます。 それにつけても、総合事務所、総合事務所は眠っていては駄目だ。きちっと、窓口なんだから、地域事情を知っているわけだから、そういうことをこれからも地域づくり委員会の事務局、あわせて、地域の振興策のためにこれからの新しい公共交通の結節点がいろんな角度から変わってくる。そうしたときにどう地域の振興を図るべきか。これは、合併前から、「森・川・海」、これは、西村議員がいろいろな角度から質問いたしました。割愛するわけであります。いずれ、ここの340号線の結節点、今度は茂市インターを通り、岩泉までの道路、大型(株)カリヤを含めてここのインターを出入りするのが多くなるでしょう。それも併せて、このバックグラウンド、そういう部分でこれらをどう構築するのかと、どう形成をしていくのかと。 今の茂市地区、ファミマしかございません。交通量が減ってくれば、地域がどうなりますか。スタンドも同様であります。日常の生活資材は市内にそれぞれが行って購買をしておりますけれども、地域にそういうものがなくなってしまう、こういうのがあってはならない。これも含めて、これからの県北との交渉も含めて、新しい道路が通った後の今の106号線の生活としての利用面、そして生活の拠点、それらがやはり湯ったり館を中心としたあの廻立地区のこれからの形成に大きくかかっているものだろう。利用面がなくなれば、ファミリーマートがなくなる、地域はどんどん疲弊していきます。住みづらい地域に黙ってでもなっていきます。人口減少社会、これに手をこまねいているわけにはいきません。 宮古市でも、都市計画の中で、結節点というものを重要視しながら、地域の顔として、新里の顔として取り組んでいくと。ただ作文だけでは駄目だ、具体的に事を展開していく必要がある、このように思いますが、この点について、市長さん。 ○議長(古舘章秀君) 山本市長。 ◎市長(山本正徳君) 藤原議員おっしゃるように、計画だけでは駄目だというふうに思っております。それをしっかり実行していく必要があろうかと思います。地域の方々と一緒になりながら、様々な施策を打っていきたいというふうに思っております。     〔藤原光昭議員「終わります」と呼ぶ〕 ○議長(古舘章秀君) これで、藤原光昭君の一般質問を終わります。----------------------------------- △散会 ○議長(古舘章秀君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれをもって散会します。 ご苦労さまでした。     午後4時01分 散会...